一年以内の結婚を目指している方を応援している
結婚相談所Casa結婚塾のcasan(母さん)です。
♪空を見てごらん
紅い月が浮かんでいる♪
「19日午後6時ちょっと前に自宅から撮ったほぼ皆既月食だぜい。」
吉村知事がアップされたカッコイイお写真とは違いますが。
幻想的でもなく、ロケーションもよくありません。
おしろ(大阪城)もなく、おもしろ(白)くもない写真ですが、
確かに
紅い月が東の夜空に浮かんでいました。
そうして、夜明け
今朝(20日)午前5時55分
赤い月は西の空で優し気な黄色い輝きを放っていました。
月は、満ちたり欠けたり、赤く見えたり、金色に見えたり、
見えなくなったり・・・月は変わっていないけど見え方が変わる。
太陽の光が当たる時も地球の影になる時もある。
そんなことを考えながら
時が経つ速さをかみしめ、時は過ぎゆくものだと痛感。
過去に執着することなく前に進もう。
♪人生は短い
もう振りむくことはないよ♪
うれしいときも、悲しい時も
巡る季節に命預けて
一番大切にしなければならないのは時間。
これからの人生で今日が一番若い時なのです。
高橋勅徳著 婚活戦略
商品化する男女の市場の力学
面白そうな本でしたから読んでみました。
著者は、経営学者としての研究心から婚活市場に足を踏み入れ、
第三者的に婚活している未婚者を客観視しているようでもあり・・・?
本気で婚活開始されたようでもあり・・?
が、しかし、
今日のYahooニュースか何か?の記事で
「2年後もトラウマ!ありえないフラれ方をした男性准教授、、、、」
という記事のタイトルも見かけたので、
お試し感覚や経営学者としての探究心からだけで婚活をスタートしたという訳でもなさそうなのか?
ズタボロ状態で婚活市場から撤退
トラウマ
婚活市場の残酷すぎる現実
これらのネガティブワードから、本気度が高かったから傷ついたのかしらんとも思い、同情し応援したくもなり、一方で、諦めたらそこで試合終了!情けないこと言う前にもっとやるべきことあったんちゃう?
著者は、現職に就くまで、のんびりゆる~い人生を過ごされて来たわけではなく、努力、我慢、忍耐、そしてあきらめない心でいろんなことに挑戦し励んでこられたことでしょう。
これくらいのことでズタボロ状態になってる場合ですか
誰でも得手不得手がありますし、
女性との交際は超苦手だったのかもしれませんが、(しっかりとは読みきれてませんが)この程度のことで婚活市場から退場されてはもったいない。
アドラー先生がおっしゃった。
過去に何があろうが、今ここから未来は変えられると。
原因論的なトラウマはない
確かに
残酷すぎる異性の言動で傷ついたかもしれません、婚活総合サービス企業(著者の造語)のサポートにも不満があったかもしれません。
それでも、出来ること、自分自身が変わらなければならないことがあったのではないですか?
目的論的思考で
本気で結婚相手を見つけ、相手を幸せにし、自分も幸せになると覚悟する。
そのために、
双方の希望条件が合う方を探してみたか?
「探すべき相手の対象」をまちがえていなかったか?
あなたが一方的に思う理想の希望条件の方だけをみていなかったか?
もう一度振り返っていただきたい。
文中に何度か出てくる
「相手にも選ぶ権利がある」
これは、著者が、結婚しない理由を問われた時の返答。
結婚しない理由ではなく、
結婚できない理由として返答することで自虐的に答えていた。
納得の返答に周りはフォロー出来なかったでしょう。言った本人が認めていないことですから。
選ぶ権利があるから選ばれなかった。
ならば、
選んでもらえるように努力するか、
選んでくれる人を選ぶしかない。
そうしなかったのはそれほど結婚願望がない、あるいは、まだ本気出してねぇーし。ってことかしら。
40代半ばの既婚者であれば、家庭では娘の成人式の着物の話題なんかで盛り上がっているお年頃です。
婚活パーティーでの失敗経験談で登場した女性は32歳でした。一回りも年上の、しかも、(本人いわく)キモイ、変人と言われていたダンディでもないダンセィと結婚を前提にお付き合いすると思えますか?
人としては尊敬に値する素晴らしい方で親しみを感じるような方なのでしょうが、
異性としては魅力を感じてもらえなかった。
結婚総合サービス企業の担当者のアドバイス
「あなたの魅力をわかってくださる方はきっと現れますから頑張りましょう。」
(対象者を変えてみましょうということではないかしら)
婚活市場から撤退する前に、
女性に好感を持たれるような外見になり、女性が楽しむような会話を心掛ける。
美容院や洋服売り場のスタッフにお任せしイメージチェンジしたり、世にあふれているモテの情報にも目を通し、
「お父さん」みたいな男性ではなく「夫」となる。
著者が婚活を始めるきっかけは、祖父や教え子からの勧めがあった→心配してくれる人がいるだけでも幸せなことです。
未婚の理由については「相手にも選ぶ権利があるから(結婚できなかった)と本人は自虐的に言ったつもり→周りの人は突っ込むことも笑いに変えることもできない深刻な状況ということ。
いたずら心で結婚相談所のバナー広告をクリックしてみただけ(そんなマジじゃねーし)→クリックからのメールからの電話となればいたずら心だけではない。
婚活総合サービス企業(著者の造語)の勧誘に乗った体で、困らせてやる(のが目的だっただけ)→結婚相談所に登録することは恥ずかしいことではありません。本気で結婚したいです!って意思をしっかり伝えた方が応援してもらえますよ。
入会問い合わせの時点では本気度は
高くなかったかもしれませんが、
「選べる立場ですよ」と、結婚相談所の支社長の営業トークにまんまと乗せられ、
お試しでお相手対象者を検索してもらうと、
25歳から33歳、大卒、定職についている人という希望条件に合う女性が
200件を超える結果に。
(ワンちゃんどころか案外俺いけるんちゃう?期待に胸膨らませてしまったのですね。まんまと。
おりしも、今月の(当会が加盟している)全国結婚相談事業者連盟の定例会の研修で
代表が、結婚した夫婦の年齢差について
「男性が年上というのがあたりまえではなくなった」とおっしゃっていたなあ。
全国結婚相談事業者連盟の定例会の資料
著者は、結婚相談所の勧誘をあきらめさせるために
相手への希望年齢を「25歳から33歳」で検索をかけてもらったという数字、
試しにと提示した年齢は、実は深層心理では希望年齢ったのでしょう。
誰しも男性は芸能界で年の差婚を果した誰かさんをうらやむ気持ちを隠し持っている。
年齢が同じだから自分も○○歳差婚を希望できるかもと思いたがる。
でも、決してそうはなりません。
なぜなら、
相手にも選ぶ権利がありますから。
その年の差婚を果たした男性と年齢以外の共通点が年齢の他にもあるならば
少しはチャンスがあるかもしれませんが、・・・
そのような人であれば既にパートナーがいるでしょうし、
著者は、(自虐ネタとはいえ)自分のことをキモイとか変人とか言われていると文中に書かれていましたからね。
歳の差婚を果たした誰かさんと年齢だけが同じで、
容姿も収入も違い、女性をもてなすことも楽しませることもできない、
キモイと言われ続けたモテない男性のことを、年齢差がある若い女性は、対象者と見ていません(全員とはいいませんが)
婚活パーティで出会い、高級フランス料理を奢らせ、高級ブランド店まで連れて行った女性もしかり。
著者は、もっと早く(ランチのお店を彼女がチョイスした時点で)気付くべきではなかったでしょうか?
そもそも彼女はパーティーで2巡目にマッチした女性。
著者自身が彼女に対して誠実に向き合っていたわけでもないですよね。
彼女の言動は著者自身の自分では気づいていない気持ちの投影かもしれません。
しかし、
著者が本気で結婚願望をもち、真剣に出会いを求めていたとしたら、
こんな状況でせえも結婚につながる展開に変えることができたかもしれない。
可能性としては限りなく0に近いのですが、、、こんなストーリーを妄想してみました。
例えば、著者が、彼女に(2巡目でマッチしたのではなく)一目ぼれして出会ったとしよう。
何としても彼女が喜ぶことをしたいと思ったとしよう。
自身の誠実さを伝えるため、高級ブランドバッグをプレゼントする気持ちがあることを真摯に伝え、
交際を始めたとする。
これまで彼女はイケメン好きで騙され続けていたとしよう。
過去のイケメンとの交際で心が傷つき卑屈になっていた彼女にとっては、
私を大切に思ってくれ、こんなに包容力のある男性と結婚したら心穏やかに過ごせるかもしれない。
彼女は本来の優しさを取り戻し二人はめでたく結婚
・・・・書きながらこのストーリーには無理があると思えてくるが、
しかし、誰もが無理と思うことでも自分自身が可能性を信じ、
あきらめない強い心で、正しく人を見る目を持ち、婚活を全うしてみてください。
著者が遭遇した女性たちの実態は、非常識で失礼で残酷だったかもしれない。しかし、そういう女性を引き寄せてしまう何かを著者が漂わせているのかもしれません。
著者の婚活敗因は、双方の条件が合いやすい方という視点でお相手探しをしていなかった。
著者のことはアウトオブ眼中と思っている女性へオファーしていたのかもしれない。
年収を強みに婚活していたようですが、他の条件や性格、容姿とのバランスがどうだったのか?
そして、
本気度が低かった。結婚願望が低くかった。
既にショーウインドウから降りてしまわれましたが、考量し、ぜひ婚活市場に戻ってきていただきたい。
本気で結婚を望み、自分と合う人を見つければ
必ず結婚はできると思ってます。
いい人がいたら結婚したい。
いつかは結婚したい。
どちらかと言えば結婚したい。
それくらいの緩い気持ちの婚活では
本気の婚活者に先を越される。
私が実際に出会った男性婚活者が、
ダイエットでスリムになったり、禁煙したり、資格試験や転職で収入をアップさせたりと
マイナス面を改善していたり、
他の条件にプラスできる強みとして、特に料理教室へ通ってレパートリーを増やしたり
ファッションに気を使ったり、洗練されたり飲食店をチョイスしたり、
気が利いたデートプランをたてたりしている。
(本気の婚活をしている人は、奢る奢られる問題に悩んでいる誰かさんより1歩先に進んでいる。)
現実を見ろ!
地に足をつけた婚活をしろ!
と言われながらも(文中に頻繁にこのセリフが登場)本人的には頑張った。
しかし、結果は…伴わなかった。
きっと、
30代半ばまでの女性とのご縁があるかもしれない
淡~い望みを捨てきれず
一方で、
”いや、別に必死じゃねーし、本気出してねーし”
”相談所の口車にのっかってやっただけ”
”学者としての探求心でやってるだけ”
と、うまくいかなかったときのための逃げ道もあった。
年々対象者は変わっていきますが
婚活はいつ始めても遅くはありません。
適齢期はありません。
方法と結婚への本気度、そして、相手とのバランス。
一方的ではなく双方向の婚活をしていたら必ず結婚できると思います。
この本の中で描かれていた都会の女性たちは、文中から察する限り(著者の主観)
間違った結婚相手選び、婚活をしているように感じました。
損得勘定に振り回されたり、若いイケメンへの恋する感情に固執したり、
間違った婚活をして一番大切な時間を無駄にし、心をすり減らしているようだ。
経済力を持った現代の女性には死語になったとされる
メッシーやアッシー、バッグや旅行に連れて行ってくれるATM、
そんな男性との出会いを求めて婚活している女性がいることにも驚く。
価値観にも地域格差があるかもしれません。
本当に大切なのは時間。
損をしたくない、得したいとの思いが、
取り返すことのできない貴重な時間を無駄にしてしまっていっているようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。