一昨年末に親友が他界しました。
思ってもみなかった突然の訃報、
ずっしり重くのしかかる気持ちをどう整理つけていいのかわからないまま、
私たちよりずっと大きな悲しさ、寂しさ、切なさ、辛さ、悔しさを噛みしめているご家族の気持ちを思い通夜会場へと向かったのでした。
満車の駐車場、弔問客で溢れた会場。
彼女がどれほど多くの人に愛され、慕われていたことか。
Ｂ型で小さなことにこだわらないおっとりタイプ。
それなのに、
周りの人への気遣いもできる細やかな優しい心も持った女性でした。
住み心地よい快適なマイホームは、まるで住宅展示場のモデルルームのように几帳面に整頓され掃除や手入れが行き届いていました。
手先も器用だった彼女の手作り小物がいたるところにさりげなく配置された空間は、家庭の温もりと洗練されたセンスが光っていました。
専業主婦でしたが、ボランティア活動を通して社会貢献にも力を注いでいたことで、新聞に顔写真入りで掲載されるなど仲間のみんなの自慢の友人でした。
学生の頃出会ったスポーツマンの男性と恋をし愛を育み結婚。年齢も同じ、交際期間も長かったことなどお互いを深く理解し合っていました。
ある時、彼女の性格の意外な一面の話を彼から聞いた時、こんなにも彼女を理解してくれている男性と交際していることを嬉しく思ったのと同時に、幼稚園からの幼なじみで彼女のことは何でも知っているつもりでいた私は彼に負けたような妙な気持ちになったこともあったなぁと懐かしい思い出を回想しながら。
彼の喪主挨拶は心に響き弔問の方のたくさんの涙を誘いました。一番の理解者を夫に持ち、たくさんの人に慈愛の心を持って接していた素晴らしい女性でした。
家庭のこと、身の回りのことは全て彼女が任されていたので、自分がいなくなった時彼が困らないよう、タンスの引き出しやクローゼットの中の大切な書類や衣類などに付箋メモを付けて、何がどこにあるか一目瞭然にした。亡くなる直前まで自分を気づかって、料理、掃除、洗濯などとは違う
名もなき家事
に対しても、深く彼女を理解していなければ感じない感謝エピソードの数々を涙ながらに語ってくれた。
改めて、
彼女が気持ちが通じ合う人に見守られて明るく楽しい家庭を築いていたことは私の心を温めてくれました。
悲しそうな顔をしていた私たちに
私は、素晴らしい男性と結婚し、愛おしい子供たちを産み育て、温かい家庭を築いた。私の一生こんなにも幸せに包まれていたよ
って言ってくれたようでした。
行きの重くのしかかっていた気持ちを軽くさせてくれるような優しさを最後まで持っていた女性でした。
メモの話の魔力かもしれない！
さて、
昨日は今年最後のお見合いでした。
お相手女性は、
結婚より優先したいことがあると思いながら婚活している女性で、残念ながらご縁は繋げませんでした。
若い女性の関心事は、結婚だけではない、いろんなことに興味を持つ。自分の本当の気持ちを婚活して初めて気づく人もいます。
人それぞれいろんな考え方がありますが、casanは結婚しなければ感じられない幸せがあると思っています。
今でなくてもいつからでも、何かと両立しながらでも始めることができることもありますが、
結婚はいつするの？
今でしょう！
はじめるのに今より早い時はない。
一昨年亡くなってしまったけれど、
彼女が結婚でとても幸せな人生を送ったことを思いながら、、、
来年は、もっと
結婚の素晴らしさ
を伝えられるような活動もしたいと意欲が湧いて
今年最後のブログとさせていただきました。