現在より2週間後の8/5、都内某病院
(脳内、ジョーズの音楽鳴り響く)
「先生っ、原因不明の奇病?で運び込まれる患者がここの所増えています!
今日も既に6名がっ、、感染症ではないでしょうか??」
「まさかエボラか??」
「分かりませんっ」
「症状は?」
「茫然自失・・と言いますか、問いかけに対する反応薄く、、
空を見つめたまま歩くこともままならず・・」
「何らかの感染症による筋委縮かもしれん、、問診は可能か?」
「それが(ひょ・・・)とか(だ・・・)だけ発してあとはにやけたり涙をうかべたり、
の繰り返しで、、、
患者はほぼ女性です!妙齢多数っ」
「感染場所特定されましたーっ!」
「どこだ~???」
「横浜アリーナですっ」
「何???」
「あのデカい会場だとすると、他にも感染者が押し寄せるぞっっ」
「今、〇○病院より情報入りました!
7/26~28まで「氷艶」が上演されていた際の観客のようです。」
「この奇病の潜伏期間と思われる48時間は興奮状態で「酒持ってこい!」と大騒ぎし、
その後徐々に意識も朦朧とし初め、倦怠感、目眩、四肢の筋弛緩が進み、
とんでもない「腑抜け」になっていくと・・」
「な~~にぃ~~~??」」
「先生、資料ありました!2年前にも同じ感染症が!」
「使いものにならない腑抜けが続いた後は、
矢吹ジョーの如く真っ白に石灰化してしまうそうです!!」
「な~~にぃ~~~???」
「それはまずいぞっ!!当時の治療法は??」
「それが有効な薬がないのです。対処法として点滴位しか・・」
「取り敢えずその点滴を用意しろ!」
「はい!」
「しかしこんなものしか取り寄せられず・・」
≪氷艶のブルーレイでるかもよ点滴≫
≪氷艶、再演されるみたいだよ点滴≫
「なんだこんなものしかないのかっ!!」
「しかし2年前はこれで多数の命が救われました。」
「分かった、後は、とにかく、励まして励ますんだ!!」
「来年また必ず演りますから!!」と」
後にこの奇病には正式に「氷艶ロス症候群」と名づけられた。
このウィルス?発生源とみられる高橋大輔とUSMは事態を重く見て
翌年以降毎年上演することを約束するのであった。