氷艶2017破沙羅① 日本に新しいエンタメが誕生した瞬間 | A skater's soul ~髙橋大輔応援ブログ~

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フィギュアスケーターを愛してます。
中でも、別格なのは ”高橋大輔”

今頃ですが

「氷艶 2017 破沙羅」

 

もうねもうね「ドえらいもんを観てしまった~~~っ」と

誰もが夕陽に向かって叫びたくなったと思います。

たまげたわ~~シビれたわ~~

 

ほんとにもの凄いものを見せてもらった。

ショーの中で演奏される和太鼓集団DRUM TAOさんもおっしゃる通り

世界レベルのエンターテインメントに仕上がっておりました。

あの子供の頃を思い出すようなワクワク感、

血沸き肉躍る高揚感、

観終わった後の爽快感。

 

これまでの「あ~~素敵だった~」「良かったわ~~」な感想のアイスショーでは

全くない!!

 

歌舞伎・フィギュア・和太鼓が「惚れて合体」してるわけです。

フィールドがアイスリンクである以上これはアイスショーですが、

でも既存のショーとは全く違う、もはや異次元の作品でした。

 

ざっくり言うと「日出所の国版アベンジャーズチャンバラ大合戦」です。

(ざっくりしすぎ)

日本神話~色恋絡みの怨念物語からの歌舞伎オールスターズの様式美、

スケーターズの美しい滑り、大輔さんの規格外の舞、

等見どころ満載ですが、

1部2部共ラストに持ってきた、スケートのスピードを生かした合戦こそが

最大の見せ場でした。

 

刀持った美和装スケーター軍と歌舞伎の妖怪軍が

アイスホッケーの試合してるかのようなスピードと迫力。

フィギュアならではの回転、ジャンプを取り入れたアクションは

JAEのアクロバットに全く引けを取らないという事が新しい発見でした。

 

ほんと戦隊物ヒーロー大戦的なこの作りって、

日本人がずっと見てきた大衆娯楽チャンバラ映画なんだよねぇ。

歌舞伎ありスケートあり和太鼓ありチャンバラありで忍者まで出てくるなんて

楽しくない訳がない。

こんなの今まで見たことない。

これ海外輸出しても絶対受けますよ。

 

 

染五郎さんの挨拶、「もうね、楽しい!!」

がこのショーの本質を語り成功を示していたと思います。

観客のボルテージがどんどん上がり、

歌舞伎チームがノリノリになっていくのが分かりましたもん。

「皆さんは新しいエンターテインメントの生き証人です」と染五郎さんぶち上げました。

でもこれ大口でもなんでもない。

世界に先駆けて、日本がこんなに楽しいエンタメ作品を世に送り出したことは

演出者としては誇りでありましょうぞ。

 

白いリンクにライトの明かりをつなげた花道が登場した時は上がりました。

スケート靴を履いて、ストレートラインステップ(六方とも言う)を披露する染五郎さん。

調子にノッてサーキュラーステップまで披露。(リンク際周回)

スケオタ流儀のフォォォ~~が気に入ったのでございましょう。

客席に歓声のウェーブが起こります。

 

初めて見た六方、初めて聞いた大向うさんの「高麗屋っ」感動しました。

笑也さん演じる岩長姫(既に巷では岩長ちゃん)凄い迫力と妖艶さ。ほんとに男性??

歌舞伎役者さんの凄まじき演技力に感服。

スケートすいすい氷上を浮いてるようで魔物感はんぱねぇ。

 

 

それではスケートチームも相対して捧げものを。

スケート靴を脱いだ高橋大輔を。

これもほんと「あたまおかしい」(歌舞伎流の褒め言葉だそうで)

(あんたLOTFで味しめたでしょ)と思ったよ女装の阿国の舞の斬新でキレッキレだこと!

 

大輔さんの表現力は氷上という前提条件を必要としない。

どこでだって和であったって一旦自分に取りこんだら毛穴からも、

その世界観の匂いとオーラを放ち続ける感じ。

 

歌舞伎オールスターズの酒宴での踊りも圧巻でしたね。

黒子さんがAOIのように手動スクエアルンバを自在に氷上に置いてその上で踊り狂って頂きました。眼福。

 

そして、なんだよ!ダークサイド静香!めっちゃ合ってるよ()蛇使うの上手すぎ()

 

 

全てに於いて豪華すぎる演目を見た後は腹に響く太鼓に乗っての合戦シーン。

この和太鼓ってすごい。プロジェクションマッピングと相まって原始の血が騒ぐ感じ。

炎の中で響く太鼓で訳わからず泣いてしまった。

 

 

染様の言葉通り、凄い人たちが集まって無理なことすると凄いものが出来る。

それぞれの一流どころが、出来ない!に妥協せず

染様の頭の中にあるものを最高の出来で見せてやろう、

とひたすら頑張った結果がこれなんですね。

 

プロジェクションマッピングがあれば大掛かりな舞台装置はいらない。

時空も簡単に超える。

そして、これほど真っ白なリンクに映える技術もないと思う。

 

全てが規格外だった。

こんなに楽しいショーは生まれて初めてだった。

それぞれの分野の最高の芸を持ち寄って頂いたから、安心して楽しみ

手に汗握る高揚感を味わえるエンタメになっていた。

芸術はエンタメになりエンタメは芸術になるんだな・・・

 

日本のアイススケートショーに革命が起きた2017年5月だった。

 

 

 

 

 

 

それにしても岩長ちゃんがブレイク中なのには()

(出てきた瞬間、びっじーん!すっごーい!きっれ~!なコノハナ舞ちゃんよりは

共感できるのであるたぶん)

テレビ放映はよ。

ブルーレイ化はよ。

もたもたしてたら岩長ちゃん最終形態で関係各所を襲おうと思う。

 

 

 

この写真はレアですよ。仮面がとれちゃったんだよ!

 舞ちゃんは自分のビジュアル価値フル活用してエンタメ界で活躍すべき!

 一皮むけたしーちゃん。

新境地開いたしーちゃん。

とんでもなくはまり役見つけたしーちゃん。 (笑)