あみん(第1期)のオリジナルアルバムは、「P.S.あなたへ」だけ。「メモリアル」はカヴァー曲集。

「メモリアル」には、加藤晴子さんがメインヴォーカルの歌が多数収録されているので、ほかのあみんアルバムだけでは加藤晴子さんの歌声が少ないのが不満な方にはおすすめかも。でも、それで、中古CD店でさがすの?

でも、2007年、あみんが活動を再開し、「メモリアル」を含む第1期の歌を収録し、リマスタリングした「P.P.S.あなたへ」が発売されました。高いけど、断然こちらをおすすめ。

とりあえず、シングル曲の評価、コメントを(当時のEP盤の写真とともに)

待つわ晴れ
未知標晴れ


心こめて愛をこめて晴れ
Lover My Loveくもり


おやすみくもり
あの日の風景くもり

1 ご存知、代表曲。アルバムヴァージョンとの違いは、出だしだけ。個人的には、シングルヴァージョンのほうが好き。長年、アルバムヴァージョンしか聴けず、ストレス溜まっていたこと、歌の性質上、オルゴールでじわじわと、というより、即スタート、というほうが合っているような気がする。

2 「待つわ」のB面。「In the prime」にも「未知標07」として収録された。「道しるべ」とはならず「未知」。明日がみえない、純朴だった頃を懐かしむ。

3 むかし聴いて好きだったのに、長らく聴けずにいた歌。4、5をもう一度聴きたくて「P.P.S.あなたへ」を買ったようなもの。「今分かり合える恋人の居ないこのわたしに」に胸を痛めぬ日はいつか。

4 「サテン」はもちろん喫茶店の略。愛知県は喫茶店王国。仕事の打ち合わせも、デートも喫茶店。生活の一部なので、失恋後にも喫茶店に行く。サテン文化を知らないとイマイチ主人公の気持ちを理解できないかも。

5 一般の男性には理解不能な歌。逆に、女性ならではの歌。なぜなら、男同士で、失恋したことについて、親身になって話をしたりしないから。飲みに行くなどして憂さ晴らしするだけ。ましてや、電話でこんなことくどくどきかされるのはご勘弁。

6 この歌を聴くと、神戸を思い浮かべる。「潮の香りの中で」で横浜の港の見える丘公園を思い浮かべるように。元彼のセリフが、主人公の幼さを引き立てる。多分高校生くらいのはずだけど...男には、父親本能などというものはありません、こどもっぽい彼女は、はじめこそ「可愛い」とみられるかもしれませんが、すぐに飽きられます。元カレも、優しくするのに疲れたのでしょうか。
 

こちらは、アルバム「PSあなたへ」にどちらも収録されているため、ここでは省略しますが、当時のEPジャケ写真だけ載せておきます。

(A面)琥珀色の想い出

(B面)ごめんね

 

2017.7.17追記

昨年暮れにレコードプレーヤーを購入し、その後、当時のEP盤を入手したため、EP盤の画像を追加しました。