良い取り組みですよね
改正社会福祉法により令和3年から始まった「重層的支援体制整備事業」
詳しい事業の内容は厚労省HPへ
一言でどんな事業か説明すれば、
「すべての人のために部門横断的な支援体制を作る」事業です。
※あくまでも私個人の解釈です※
これまで子ども、障害者、高齢者、母子、生活困窮など、分野ごとに展開されていた福祉や支援。
これを各分野が連携して、どんな困りごとでも受け止める体制ができれば素晴らしいです。
現状はどうか
準備中も含めれば、多くの自治体で取り組みはじめている「重層的支援体制整備事業」
仕事柄、行政の福祉部門の方や社協の方などと関わる機会が多いのですが、
あまりいい評判は聞きません。
目指すところに共感する方はとても多いです。
でも、「属性や世代を問わず包括的に相談を受け止める」といっても、
元々法律を根拠に縦割りで展開されてきた日本の福祉制度。
いくら「部門横断的」といっても、長年の慣習はそう簡単に変わりません。
一旦受け止めた以上、そこには責任が生じます。
受け止めたものの、その後の連携がうまく行かなかったら・・・
ここで考えが止まってしまっているのが現状だと感じています。
一歩進むために必要なもの
この壁を乗り越えて一歩進んでいくためには、
強いリーダーシップをもち、周りを巻き込んでいける力をもつ人
が不可欠です。
ところが行政は内でも外でも「横並び」意識がメチャクチャ強い。
まさに「出る杭は打たれる」
打たれても打たれても飛び出るくらい強い意志がある人材がいると、いろいろなことが進んでいきます。
まぁ、そういう人は大抵の場合「変わった人」と見られるんですけどね。
私はそこまで飛び出ていません(少なくとも自分ではそう思ってます)が、そんな人になりたいなと思っています。