調整の計画は完全に崩れてしまいました。(前回からの続き)

ドクターストップがかかっていましたし、指は固定されていたので、運動しようにもできないまま、無為に1ヶ月が過ぎていきました。その間、仕事のときは大きめのサイズの靴を履いて対応し、それ以外は、夏ということもありサンダルで歩くことが多くなりました。

1月に朝のwalking用に1.4kgのマッスルウォーカーを購入しましたが、実はもう1つ仕事でスーツ等着ているときにも使えるように、ビジネスシューズスタイルの1.2kgのマッスルウォーカーも購入しており、外出する際は、できる限りその靴とアンクルウエイトを装着して外出していましたので、この夏の期間というのは、単に歩いたり走ったりできなくなるだけではなく、そこまで鍛えてきた筋肉を落としてしまうことにもなってしまいました。

9月に入り、いよいよトレーニングを再開しました。

フルマラソンに向けた調整をしなければという意識、そして1ヶ月以上のブランクが気持ちを焦らせていたのでしょう。最初はwalkingから再開すれば良かったのですが、いきなりRunningから始めてしまいました。

初日は足が筋肉痛になっただけだったので、筋肉痛フェチの私としては、「こりゃ快感!」と次の日もRunningをしたところ、やはり無理があったのでしょう、右脚のハムストリングスと左膝の上部(大腿四頭筋の下部)に筋肉痛とは少し違う痛みというか違和感がありました。

そこで少し冷静に考え、翌日からはwalking(普通のランニングシューズ、ウエイト無し)に戻し、9月中は焦る気持ちを我慢してRunningを週に1回程度に抑えることにしました。ただ、walkingにしても痛みこそ何もなく歩けるものの、夏前のような勢いがなく、体力・筋力の低下が自覚できるくらいの状況で、runningになると前述と同様の違和感があり、果たしてフルマラソンに間に合うのであろうかという不安が頭をもたげてきました。

そうこうしているうちに9月中旬には仕事が忙しくなり睡眠時間がほとんど取れず、1週間以上、朝の運動ができませんでした。気持ちは焦るばかりです。

やっと仕事が一段落した翌日(9月24日)から、walkingを再開。しかし気持ちの焦りは、ずっと自重してきたマッスルウォーカーとアンクルウエイト(2.3kg)を装着するwalkingへの変更に私を駆り立てました。

しかし、そういった焦りは何も生み出さないことを実感したのは、walking再開2日目でした。

歩いていると踵の辺りがどんどん痛くなり、途中からはゆっくりと歩いて、コースもショートカットして何とか自宅まで辿り着きました。靴下を脱いで見てみると「靴ずれ」でした。

マッスルトレーナーを履いてアンクルウエイトを装着する際には、ゆっくり歩くだけならあまり神経質になる必要はないのですが、私くらい速いペースで歩く場合は、足を上げた際にアンクルウエイトの重さが靴にかかり、足が靴の中でずれないように、靴と足がフィットするように少し厚手の靴下を履いてしっかりと靴ひもをしめることが大切なのですが、たまたまその日は厚手の靴下が見つからず、いつもは使わない薄手の靴下を履いてしまったのが原因でした。

以前、三浦豪太さんが「靴ずれは、骨折より痛い」と言っていたのを聞いて、冗談かと思っていましたが、実際に2ヶ月前に左足中指を骨折したあと、打撲だと思ってウォーキングした時の痛みと今回の靴ずれを比べてみると、確かに靴ずれの方が痛い!ということに気づいたなんてことを言っている場合ではなく、靴ずれが相当にひどかったため、結局そこでまた4日間、朝のwalkingを休まざるを得ませんでした。

しかし不運はこれで終わりませんでした。(続く)