いよいよ、フルマラソンに向けて準備をしていくことになりました。(前回からの続き)

ところが気持ちの高揚とは対照的に、気がつくとネパールから帰国して以降、仕事が急激に忙しくなり朝Walkingができない日が多くなっていました。

もちろん毎朝歩いている6時過ぎから7時の時間帯に仕事が入るケースは、週1日は大阪出張のため新幹線の移動に使われるものの、他の日に必ずしも仕事が入っているわけではありません。それなのに「できない」とは、単なる言い訳ではないかと思われても仕方ありません。

とは言え、私の中には「故障なく長期的に運動を続けていく」ための基準と、「楽しく歩く」ための基準を設けて、朝歩くかどうかの判断がありました。

基準1 睡眠4時間取れないときは歩いてはいけない。
基準2 雨の日は歩いてはいけない。

基準1は、仕事が終わらずに午前2時までに寝床に入れない場合は、翌朝は睡眠時間を優先し、Walkingはしないということです。私は睡眠が4時間あれば十分な人間ですし、2~3時間でもさほど問題はないのですが、睡眠と運動のバランスを考えて、4時間を基準として決めました。

基準2は、単純に「雨が嫌い」ということ。傘がいらないような雨でも嫌いですが、さすがにその程度であれば歩いています。

以上の基準に沿って意思決定をしているうちに歩く機会が減ってきたわけですが、それ以外にも別の問題が出てきました。

それまでは、1.4kgの靴と、1kgのアンクルウエイトをつけて、片足2.4kgの負荷で歩いていましたが、その程度の負荷だと、何も負荷がない状態で歩く速歩と同じ速さで歩けるようになってしまい、一応目安としている毎朝5kmのコースが30分かからなくなってしまい、やや物足りなさを感じ始めていたのです。

時間や距離を延ばすことも考えましたが、結局、負荷を増やすことにして、今まで1kgだったアンクルウエイトをやめ、2.3kgのものを新たに購入しました。

片脚に、靴と合わせて3.7kgの負荷をつけて初めて歩いたのが7月16日。さすがに負荷は相当のものでしたが、ここまで継続してきた運動によって、筋力はかなり上がっている実感もありましたし、意外とスムーズに歩くことができました。

7月18日~19日は東京コミュニティスクールの富士山登山、翌週の24日~27日は山梨県北杜市でサマーキャンプと行事が連続してあり、その間も仕事が詰まっていたので、それからしばらく朝のWalkingがお休みになることは予定通りでした。

また、日々のWalkingやヒマラヤ登山の経験が功を奏し、富士山登山もたいへん快適にできましたし、まさに気力・体力ともに充実!と調子に乗っていたときに・・・

見事に落とし穴がそこに待ち受けていました。(続く)