国際会議や展示会がまだ香港でたくさん開催されていたころ、
香港に滞在したこともありました。
中国に行ったり、マカオに行ったり、香港の方に誘ってもらって、
ディープな美味しいレストランに行ったり。
旅行ではわからない、生活の中で、
感じたのは、香港人のプライドの高さでした。
みんな英語名で呼び合って、私もキャサリンと呼ばれていました。
香港人のパワーは中国とは違う、気質を感じていた。
最後に香港に行った時は、中国に返還された後で、かなりの国際レベルの展示は
シンガポールに移行していたが、それでも、まだ、人々の生活はパワーがあふれ、
中国へ返還されたとはいえ、あまり変わらない様子でした。
今回の暴動や選挙を見ていて、あれから２０年以上たっているから、
中国もこれまでの助走とは違い、本気であろうと感じています。
選挙で２/３が反中国政党を占めたようであるが、逆に1/３が親中国派ということ。
香港人のパワーは凄い。きちんと教育を受けて、英語も話せる人がたくさんいます。
だからこそ、中国政府との衝突で痛ましい暴動にならなければと思っていました。
ただ、香港は以前のようにイギリス領土ではない今、中国政府がこれ以上香港を
特別扱いしてきた年月が長く、返還されてから産まれた人も成人してきて、
きっと、感覚も変わってきているかもしれない。
中国化がすすんでいくんだな～。 抵抗と受諾が段階的に行われていくのをニュースで感じます。
あの、独特な文化、イギリスと中国の文化が混ざり合い、スマートさと貪欲さに圧倒される街。
活力の塊のような香港を懐かしく、そして心配に思うこの頃です。