京都のはんなり言葉に騙されるな～

京都って、日本中だけじゃなくて、世界中から観光客がやってくる国際観光都市。

同じ関西でも京都は別格。憧れるよね～

コロナ以前は、京都に住む友人が、住宅街の民泊を目指して、ガラガラスーツケースを引いてやってくる外国人観光客に辟易していた。

今は、外国人どころか日本人の観光客も少なくなってきてると思うけど、嵐山の混雑は相変わらずみたいですね

私の高校は京都だった。系列の大学にも行けたけど、女ばっかりはなぁ・・・ということで他県の大学に行ったけど

前婚で最初に住んでたのも京都。会社員生活の大部分も京都。ということで京都には何かと縁がある。

そんな京都で有名なのが、舞妓さんなどが使っているはんなりした言葉。舞妓さんは京都出身が少ないらしいけど

私の友人でも、バリバリ京都弁喋る人がいる。聞いてるとうっとりするくらい

しか～し、にっこりとして話す、そのポエムのような柔らかな響きはいいいけど、実はとっ～ても怖いのです

素直に、額面通り受け取ったらひどい目に

　私も何回か洗礼をうけました

　　はんなり言葉　　　　　　　　　　　　　　　　　　本　音

「ピアノ、上手にならはりましたなあ」

　下手くそなピアノ、うるさいわ

　近所の人が、自分の子供のピアノをほめてくれてる、とおもったら大間違いどすえ～

　嫌味で言ってるので、間違っても、お礼など言ってはダメ

「ええ時計してはりますなぁ」

　時間見ろよ！こっちは忙しいから、とっとと帰ってんか

　商談や他人の家にお邪魔した時に言われたら、さっさと帰るべし

　褒められたと思って、自分の時計のウンチクなど話だしたら、出禁になるかも

「天気が怪しなってきましたなぁ」

　どんだけしゃべらはるんや、この人。いい加減切り上げてんか

　　「そうですね・・・」などと言って、また話しださないこと

「そろそろ暗くなってきましたなぁ」

　これも上と同じ

「今日はかぼちゃの煮込みですねん」

　さっさと帰ってんか。これからご飯の用意せなあかんねん

　　美味しく作るコツを聞いたり、自分の家の夕食の献立など話しだして、エンドレスにならないように

「お茶のおかわり、どうどすか？」

そろそろ、帰ってんか

　最初は良いけど、何回もおかわりするとウザがられる。　きっと顔が般若のようになってくるかも、です

私の京都の友人が良く使ってて、印象的だったのは「そやかて」「うち」「～はる」「～さかい」「いらう」「すかたん」

「そやかて、うちが・・・」　　コナンの服部平治のセリフみたい

　　　自分の事、必ず「うち」といいいます。

あの子は、よう勉強しはるから賢いで。　（勉強する）　

あの人、こんなん、ゆうてはったわ（こんなこと言ってた）

大事なもんやさかい、いらわんといて！　（大事なものだから、触らないで）

あの人、すかたんやわ　（見当はずれだ。とんちんかんだ）

個人的には、女の人の京言葉は、まだいいんだけど、男の京言葉はちょっと・・・苦手だわ

御時間あったらどうぞ・・　https://youtu.be/e3EgQNCTpHc

それでは、今日も読んで下さって、毎度おおきに