3月に入ってから寒い日が続いていましたが
今日は久しぶりに暖かいです。



例年うち地方は、3月の初めは寒いのですが
今年は特に寒くて、雪がよく降りました。
(もう雪は降らないと思っていましたが…)


3月にこんなに降るのは稀なので写真貼っとこ。

クリスマスみたいでした。クリスマスツリー





そして、今日は3月11日。
13年前に東日本大震災が起きた日です。
この日の夜も雪が降っていました。



昨日何食べたかなんて、すぐ忘れるのに
その日のことは鮮明に覚えています。
でも、あまり思い出したくはない出来事です。



阪神淡路大震災から
何年かおきに、大きな地震がおきて
東日本大震災でも、熊本でも、能登でも
その他の地域でも
たくさんの方たちが被災されました。



東日本大震災は、原発事故さえなければ
あの周辺の復興はもっと加速していたはずと
今でも、とても残念な気持ちです。
そう思っても何にもできないんだけど…。


せめて、今日一日は
お亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈りするとともに
被災された方々に早く日常が戻ることを
心から願いたいと思います。




そして、東日本大震災から8年経った
2019年の3月11日に
卵巣がんの摘出手術を受けるために
大学病院に入院しました。
もう、5年前のことです。



震災の日と重なったので
3月11日になると、入院した日のことも
否応なく思い出します。



当時の私は
腫瘍マーカーの存在すら知らない
何の知識もない、ど素人患者で
入院、手術が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
(やらないと治らないとわかっていましたが)



怖い思いをした3.11に入院が決まり
ますます気持ちは後ろ向きに。
神様に味方してもらえないんじゃないかと
本気で考えていました。



今思えば、ただただ手術から逃げたくて
(全身麻酔だったことと、私も血栓のせいで
硬膜外麻酔はなしだったから術後の痛みが恐怖でした)
人のせいにしていただけだったなと
わかるんですけどね。



当時の卵巣がんの闘病ブロガーさん達は
病状の重い方が多くて
抗がん剤の副作用の辛さなど
厳しい状況ばかりが書いてあり
読んでも気持ちは重くなるばかり…。
(当時のブロガーさんをディスっている訳ではありません。
当時はほんとうにそうだったんだと思います)



手術に対する覚悟も何もないままに
流されるように手術を受けました。



結果としては
「目に見えていたがんは全て取り除けました。
腸管への癒着がひどかったけど
腸管は切らないで何とか剥がせました。
が、卵巣を取り出すときに皮膜破錠しました。
この後は抗がん剤で治療します。
でも術前に思っていたより、がんは
広がっていませんでした。」と言われ
病理検査後に卵巣がん 明細胞
ステージ1C3との診断がつきました。



自分では
今まで経験したことのないお腹の痛みや
微熱、息切れなどの自覚症状があったので
もっと進行していると思っていたんです。
だけど、かろうじてだけどステージ1なんて
神様は
ちゃんと味方してくれたんだと思いました。
術後の痛みもほとんどなかったし。



今考えたら
当時の私は初めてのこととは言え
動揺し過ぎていました。
ちゃんと病気と向き合えてなかったと
思います。
ちゃんと向き合えるようになったのって
再発してからかも知れないです。



恥ずかしながら、執刀医の先生のことも
私の治療に携わってくれた他の先生や
看護師さんのことも考える余裕など
全くなかったのです。
仕事とは言え、皆さん
最善をつくして下さったのに。
もちろん、感謝はしていたけれど
今みたいな信頼関係はありませんでした。



手術が決まって
ある程度悩むのは仕方ないけど
クヨクヨしたからといって手術の結果が
良くなるわけではないし
ちゃんと手術や病気と向き合うべき。
その方がメンタル的に楽になれるのでは
と、当時の私に言ってやりたいです。





そして、昨年後足の手術をしたカル。
カルも3月11日に群馬の動物病院に
入院しました。ちょうど1年前です。



私達は、3月11日は診察のみで
入院は翌週を予定していたのですが
病院側は、遠いところから来院するので
何回も来なくていいようにと
連れて行ったその日に即入院、
翌日手術で予定してくれていたんです。


ありがたく、その申し出を受けたのですが
まさか、その日に連れて帰れないなんて
思ってもなかったし
カルも、まさか置いていかれるなんて
思っていなかったと思います。



病院にひとりで残されたカルの
悲しそうな顔は、今でも忘れられないけど
1年後の今、カルはとても元気です。



手術して、ほんとうに良かったと思います。
頑張ってくれてありがとう。愛飛び出すハート


下矢印


    
上  元気になった今のカル。
体毛もちゃんと戻りました。

左下  手術から2週間後の5年前の私。
脱毛する前に撮りました。
今より10kgくらい痩せてるし、笑
髪もちゃんとあるし、シミはまだない。
もう、戻れないかな〜。
  
右下  手術して家に帰ってきたときのカル

辛そうだったけど、頑張ってたびっくりマーク




ほんとうにたくさんの人のおかげで
カル共々、元気に毎日を過ごせていて
ほんとうに感謝しています。



当たり前ではない日常を、これからも
大切に過ごしていこうと思います。




今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございます。
お願い



震災で大切な人を亡くされた人の気持ちは
何年経っても
癒されることはないと思いますが
少しでも辛い思いから解放されますように。



皆さんも、穏やかな気持ちで
過ごせますように。



願っています。


それでは、また〜
バイバイニコニコ