【伝統行事】おせち料理(4) | Cartomancist寺田祐のタロット・トランプ占い雑記帳

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みなさんこんにちは、寺田祐です。

さて、今回はおせちの食材についてお話ししたいと思います。

おせちには数多くの食材が使われています。
また、その食材もその地域によって変わってくることがあります。ここでは一般的にみなさん一度は目や耳にしたことがあるであろうおせちの食材について紹介をしていきたいと思います。

その前に、さきほど、おせちは年神に捧げる大切な料理といいましたが、もう一つおせちの特徴を説明したいと思います。
「おせち」と聞いてみなさん思い浮かべる食材の数々ですが、どこか共通点のようなものがあると思いませんか? 
答えは、「保存性の高いものが多い」ということです。
煮物や酢の物が多く使われているのは、冷蔵庫などもなく保存技術が今ほど高くはなかった昔、正月三が日を料理することなく、新たな火をおこして使うことなく食べることができるために作られたものだからです。

なぜそうなったのか。
もちろんそれにも理由があります。
正月は特別な日です。その時、不用意に火をおこしては神聖さが失われるというも考えあったからだとされています。

また、正月は家族全員がみんなで祝い楽しむ日でもあります。
家事は女性の仕事だとされていた昔においても、正月ぐらいはその仕事(家事)を休め、家族みんなで祝いたいという思いもあったのだという説もあります。

このようにして冷蔵庫や電子レンジがなくても安心して美味しく食べられるよう、必然的に甘く濃い味付けになっていたわけです。

蛇足ながら、今でも珍しくもなんでもありませんが、その昔、砂糖は貴重で高価な品でした。「甘い」ということは極上のご褒美だったのです。
おせちに甘い味付けが多いというのも、保存性を高めるということだけではなく、捧げものとしての年神を敬う側面があったのかもしれません。

具体的な食材のお話しはまた次回に。


あなたにもカードの幸運を