8月9日の読み聞かせは
「オニたいじ」
作:森 絵都
絵:竹内 通雅
<ストーリー>
節分の日、日本では豆をまきます。
「鬼は外、福は内」と言って鬼を追い払い家の中に幸せを呼ぶためです。
今年も稲川神社では鬼追いがあり、神主さんが豆をまきます。
豆がいっせいに飛び出しました。
鬼は慌てて逃げ出します。
ところがなんと今年の豆はよく物を考える豆たちだったのです。
一番目に飛び出した豆はこう考えました。
あの鬼のお面をつけてる人は普通のおじさんだ。
もっと本物の悪い鬼がいる。
僕はそっちを退治しよう。
ちょうどそのころ三丁目の末吉さんちの前に鬼のような人がいました。
末吉さんの自転車を盗もうとしていたのです。
まさに鬼の仕業。
豆はすごい速さで飛んで行き
ゴツッ!見事ひたいに命中。
泥棒は自転車をあきらめて逃げて行きました。
あっぱれ、一番目の鬼退治です。
なんと豆が本当の悪者を退治しに行くというおもしろいお話。
でも上の子はもう節分の鬼は実は。。。と分かっているけど
下の子はまだ信じてくれているのでこれを読むと
本当はいいおじさんだということがバレちゃうなぁ。。。
しかし読み終えた後、下の子に来年の節分見に行ってももう怖くないでしょ。
って言ったら「あの鬼は本物だから怖いから行かない」って(笑)