8月2日の読み聞かせは
「おたまじゃくしのニョロ」
作:稲垣 栄洋
絵:西村 繁男
<ストーリー>
池の水の中、三匹のおたまじゃくしが話をしています。
白っぽくて体の模様が目立つのがブチ。
一番大きくて泳ぎが上手なスイスイ。
頭の後ろにニョロニョロしたものがあるのがニョロ。
水の上のほうから楽しそうな歌声が聞こえてきました。
「行ってみよう」
三匹はしっぽを振りながら水の上を目指して泳ぎました。
水の上に顔を出すと葉っぱの上にいたカエルたちが声をかけてきました。
「今度のお祭りの歌の練習をしているんだよ。」
「君たちも早くカエルになってお祭りへおいでよ。」
「僕たちカエルになるの?」
「そうさ、君たちも足が生えて手が生えてしっぽがなくなったらカエルになるんだよ。」
「そうか。早くカエルになりたいね。」
しばらくしたある日、ブチとスイスイに足が生えてきました。
ところがニョロにはまだ足が生えてきません。
そしてまたしばらくするとブチとスイスイには手も生えてきました。
ところがニョロにはまだ足も生えてきません。
そんなある日、ニョロにもやっと手が生えてきました。
「やったー!僕にも手が生えてきたよ。」
「あれ、僕らの手よりずっと小さいよ。
どうして足より先に手が生えてきたんだろう」
今、息子の夏休みの自由研究でおたまじゃくしを観察しているので
ちょうどいい!と思って借りてきました。
さて、絵本のニョロはどうして先に手が生えてきたのでしょう。
私も知らなかった!