5月31日の読み聞かせは
「よろしくともだち」
作:内田 麟太郎
絵:降矢 なな
<ストーリー>
コダヌキはおびえた目で広場を見下ろしました。
「やっぱり、、、オオカミさんがいる。」
仲間に入れてほしいのにオオカミが怖くておりていけません。
「なんだ、もう三日目だぞ。俺たちと遊びたいんじゃないか、あいつ」
オオカミは丘の上を見上げじれったそうに言いました。
「一緒にあそぼー」キツネはコダヌキに手を振ってみました。
狐さんが手を振ってくれた。
コダヌキは思い切って丘を下り始めました。
「来る!来る!」オオカミはこらえきれずに
「急げーコダヌキ。俺が待ってるぞー」ありったけの大声で叫びました。
「だめ、叫んじゃ。オオカミさん!」
きつねが止める間もありませんでした。
ぴゅーん。
コダヌキはタカに見つかったネズミより早く逃げ出しました。
「どうしてだ?」オオカミはキツネにたずねました。
「もしかしたら・・・・オオカミさんが怖かったのかも」
その夜オオカミは鏡の自分をマジマジと見つめました。
「ガオー、にーっ、にーっ、にーっ」これでいいのか?
次の日コダヌキが広場を見下ろすとオオカミはいません。
その時後ろから優しい声がしました。
「コ、ダ、ヌ、キ、くん」
「わー!」
コダヌキは目がつり上がりました。
お化けがいました。
いいえ、お化けよりももっと怖いものが、
にーっ、と。
オオカミさん、好きだわぁ。
鏡の前で笑顔の練習をするオオカミさん。めっちゃ健気。。。
私も友達になりたいくらい!
やっぱり「おれたちともだち」シリーズは良い!!
全部揃えよっと♪