5月12日の読み聞かせは
「かっこわるいよ!だいふくくん」
絵と文:宇治 薫
<ストーリー>
夜、商店街の和菓子屋さんから声がします。
「かっこ悪いよ!大福君」
水饅頭が言いました。
「君は体が粉粉。僕の体を見て。
つやつやぴかぴかきれいでしょ」
「かっこ悪いよ!大福君」
柏餅が言いました。
「君はいつでも裸だね。
僕のこの葉っぱ見て。とても大きくていかすでしょ」
「かっこ悪いわ!大福さん」
お花のお菓子が言いました。
「あなたはずんぐり丸いだけ。
私を見て。ステキでしょ。味も形も一番よ」
和菓子たちはただ自慢したいからとても優しい大福をからかいます。
そこへ「なんてうまそうな和菓子だろう」
突然ねずみが現れて襲い始めました。
花の和菓子が追い詰められ今にも食べられそうです。
すると大福が飛んできてネズミの体にぶつかりました。
「こら!ねずみ、やめなさい。僕が相手になってやる!」
大福は勇気を出して闘いました。
売り物にならなくなってしまうのに、大事な仲間を助けるために。
そしてボロボロになりながらネズミを追い払いました。
「あっ!いちごだ!大福君の中にイチゴが入ってる!」
「大福君、ごめんなさい。イチゴ大福だなんて知らなかったんだ」
う~ん。この絵本は賛否両論ありそうだな。
大福はかっこ悪い?いちごが入ってるとカッコいいのか!?
仲間のために自分を犠牲にしてまで戦う姿がかっこいい
ということをいいたいのだろうけど。。。。
でもあとでたくさん出てきたいちごの入ってない大福たちの立場は。。。
最後の終わり方もちょっと残念だなぁ。。。