3月25日の読み聞かせは
「ほしとたんぽぽ」
作:金子 みすヾ
絵:上野 紀子
<ストーリー>
・ほしとたんぽぽ
あおい おそらの そこ ふかく、
うみの こいしの そのように、
よるが くるまで しずんでる、
ひるの おほしは めに みえぬ。
みえぬけれども あるんだよ、
みえぬ ものでも あるんだよ。
・わたしとことりとすずと
わたしが りょうてを ひろげても、
おそらは ちっともとべないが、
とべる ことりは わたしのように、
じべたを はやくは はしれない。
わたしが からだを ゆすっても、
きれいな おとは でないけど、
あの なる すずは わたしのように
たくさんな うたは しらないよ。
すずと ことりと それから わたし、
みんな ちがって、 みんな いい。
・こだまでしょうか
「あすぼう」って いうと
「あすぼう」って いう。
「ばか」って いうと
「ばか」って いう。
「もう あすばない」って いうと
「あすばない」って いう。
そうして、 あとで、
さみしく なって、
「ごめんね」って いうと
「ごめんね」って いう。
こだまでしょうか、
いいえ、 だれでも。
金子みすヾさんの詩集。
「わたしとことりとすずと」はテレビで流れていて知りました。
「こだまでしょうか」もCMで知りました。
どちらも金子みすヾさんだったんですね。
読んでいて気持ちいいです。
子どもたちには展開がないのであまり興味を持ってもらえなかったけど、
「テレビで流れてるあの歌だよ~」なんて言いながら歌ってみると
「あ~、ほんとだ!」と思い出したようで。
もうちょっと大きくなったらまた読んであげようと思いました。
☆一日一冊の読み聞かせ☆
東日本大震災の復興を願って、
寄付を集めるためにチャレンジしています。
応援よろしくお願いします。