3月24日の読み聞かせは
「やまのバス」
文:内田 麟太郎
絵:村田 エミコ
<ストーリー>
奥山行きのバスは明日からなくなります。
今日もお客は病院へ行ったおばあさんだけ。
キツネもクマの親子も一度乗ってみたかったなぁ。とバスを見送ります。
運転手の山田さんは峠から景色を眺めて言いました。
25年間通い続けてきたのにもう二度と来れないのでしょうか。
誰でもいいから乗ってくれたらバスはなくならないのに。。。
そのつぶやきは風に乗って森や湖のほとりまで流れます。
バスが山道を下っていくとバス停にイノシシの親子が立っていました。
そして街の手前まで乗せてくださいと乗り込んできました。
お代は山芋をどっさり。
次の停留所ではクマの親子が乗ってきて
お代はでっかいニジマスとミツバチの巣でした。
次はキツネの親子。
お代は柿と栗ときのこ。
降りるとまた乗せてね、と言う動物たちに山田さんは嬉しくなってきました。
山の幸はみんなに喜ばれ、バスツアーのチラシも配りました。
奥山行きのバスはなくならず、今日も走っています。
木版画がパッと目に飛び込んできました。
木版画って小学生のときにやって
ちょっと暗いイメージがあったけど、この絵本では
全然そんな感じではなく、優しく温かい雰囲気でちょっと懐かしさも感じます。
最後に人も動物もみんなでバスに乗っている場面は
みんながにっこりでとてもいいです。
おばあさんのおひざにキツネがちょんと座ったりして。。。
☆一日一冊の読み聞かせ☆
東日本大震災の復興を願って、
寄付を集めるためにチャレンジしています。
応援よろしくお願いします。