10月6日の読み聞かせは
「いつだってともだち」
作:モニカ・バイツェ
絵:エリック・バトゥー
訳:那須田 淳
<ストーリー>
ピンク色のゾウ、ベノは赤い水玉模様のフレディと大の仲良しです。
何をするにも一緒で、お互い大好きで
顔を見るだけで今何を考えているのか分かるくらいでした。
ところがある日、フレディのお母さんが別の草原に行くことなったと言います。
フレディは小さな声で「さよなら」と言って行ってしまいました。
その日からベノはすっかり元気をなくし、何をしても楽しくありません。
そして物知りのふくろうのホレイカに相談しに行きました。
ホレイカはベノの話を聞き、こう言いました。
一つ、悲しいときは我慢せずに泣くこと。
二つ、悲しい気持ちを誰かに話すこと。
三つ、心の中に友達の部屋を作ること。
ベノは戻ってから三つの事をやってみます。
別れというのはつらいものですよね。
別れにもいろいろあると思うけど、
私も小さいころに何度も転校したのでノベの気持ちは少し分かります。
ホレイカの教えてくれた三つの事はすごく簡素で的確だと思います。
こんなに簡単(と言っては失礼だけど。。。)に元気になれる方法を教えてくれるなんて。。。
すごい!
と思い、作者の履歴を見てみるとセラピストなんだね。
無意識のうちにやってる事だと思うけど、
言葉で説明して相手に伝えるって難しいと思う。
さすがセラピストだなぁ。。。
絵もとても優しい感じでこのストーリーにとても合っています。
おすすめの一冊です。
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