8月13日の読み聞かせは
「ずーっとずっとだいすきだよ」
作・絵:ハンス・ウィルヘルム
訳:久山 太市
<ストーリー>
犬のエルフィーと男の子は一緒に大きくなりました。
でもエルフィーは犬だから、男の子よりもずっとはやく大きくなりました。
そしてだんだんと老いて、太っていきました。
男の子は寝る前に必ず「エルフィー、ずーっと、大好きだよ」と言ってあげます。
男の子の家族もエルフィーのことを大好きでしたが、誰もそれを口に出しては言いませんでした。
ある朝、目を覚ますとエルフィーが死んでいました。
みんな悲しくてたまりませんでしたが、
男の子は毎晩エルフィーに「ずーっと、だいすきだよ」と言ってあげていたので、
いくらか気持ちが楽でした。
愛犬の死という悲しいお話ですが、それだけではありません。
愛するということ。
その気持ちをちゃんと伝えること。
これをテーマにしたお話だと思います。
「すきなら、すきと いってやればよかったのに だれも、いってやらなかった。
いわなくっても、わかると おもっていたんだね。」
動物はもちろん人にもそうです。
言わなきゃ伝わらないことがたくさんあります。
生きている今、伝えるべきことがある。
大人にも読んでもらいたい一冊です。
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