どうもです。昨日ですが、録画していた実写版ブラックジャックを鑑賞しました。大分原作の改変もあったようで、非難が多かったようですが、いざ見てみると原作であったストーリーやメタ発言等、リスペクトを感じる場面が多く個人的には良かったと思っています。高橋一生さん演じるブラックジャック、中々悪くないです(^^)

さて今日は先月に続き、マイナーイタリア映画枠から破壊を紹介していきます。



新ゴッドファーザー(1979)原題:I contrabbandieri di Santa Lucia 英題:The New Godfathers 出演:マリオ・メローラ、ジャンニ・ガルコ、アントニオ・サバト、ジェフ・ブリン、エドモンド・パードム、ルチオ・モンタナロ 他 音楽:エドゥアルド・アルフィエリ 製作·脚本:チロ・イッポリト 監督:アルフォンソ・ブレシア


ストーリー

世界中で広がるヘロイン密輸と同時に起こる関係者の謎の死。そんな中、ナポリに大量のヘロインが持ち運ばれる情報をキャッチした麻薬取締局のラドヴィッチ警部(ジャンニ・ガルコ)は、身分を偽装し港サンタ・ルチアの密輸業者ドン・フランチェスコ(マリオ・メローラ)に接近する。正体がバレるも、取締りを見逃す替わりに、ヘロインの摘発を申し出たラドヴィッチ。所が、協力した矢先、フランチェスコの業者と自身らも襲撃にあってしまう。そして自分を慕う町民がヘロインの犠牲になった事を知ったフランチェスコは、犯人探しに転じ、やがて意外な人物へと辿り着く…



タイトルがあの名作の続編を思わせるようなタイトルですが、実際は何も関係もない79年公開のイタリア作品になります。マフィア同士の抗争が描かれてると思いきや、実際は原題の「サンタ・ルチアの密輸業者」の通り、ヘロインを巡っての密輸業者とそれを追う警部の物語です。因みに上記の英題はイギリスで公開された時のタイトルなようで、恐らくそれの影響で邦題もこのような感じになってしまったのでしょう。実は中学生の頃、このタイトルにまんまと騙されまして、しつこく調べていたのは、今となっては良い思い出です(笑)。

主演はナポリカンツォーネ歌手の故マリオ・メローラ氏。アルフォンソ・ブレシア監督とは、前年の「Napoli serenata caribro 9」でタッグを組んでおり、これがヒット?したのか、似たようなストーリー展開のタッグ映画が、何本が制作される事となりました。本作で出演してるキャストも一部は、ほぼ引き継ぎ状態です。その為か、劇伴BGMも使い回してるという徹底振りでした(笑)。

さて、本作にも少しだけですが、破壊がありましたので紹介していきます。



冒頭、港での取引を終え、車(初代シボレー・ベルエア4ドアセダン)に乗る密輸業者のドン。所がエンジンをかけた瞬間、仕掛けられた爆弾によって、車は爆発炎上する。








冒頭からいきなり派手な爆破で幕開けとなります。当時でも古めの部類に入るベルエアですが、車体を見るとやはりボロ車が用意されておりますね。塗装も艶消しの黒ですが、これはオリジナルなのでしょうか?因みにこの爆発炎上、オープニングロールを飾るシーンでもあった為、意外にも2分半ぐらいの長回しでして、クレジットを抜きながらでのキャプチャーになりました😅 ベルエアは後期型ですので、22~23年落ちになります。
所でこのシーン、トルコという設定ですが、背景を見ると実際はイタリアで撮影したのではないかと思われます。でも、冒頭の市場を巡るシーンでは現地で撮影しており、たった数分のみとはいえ、ちゃんとロケしていたのは興味深かったですね。
次回も新ゴッドファーザーから破壊を紹介します。それでは!