前回の続きです。偶然、強盗現場に居合わせたパオロ警部(マウリツィオ・メルリ)は、逃走する強盗犯らの車(ランチア・フルヴィア2C・ベルリーナ)に向けて発砲。命中した車は、駐車車両(オペル・カデットA2ドアセダン)に激突、停止する。










ほぼおまけ的な感じはありますが、ユーロクライムらしいアクションが展開されます。かなりボロめのフルヴィアは、艶消し色ですので再塗装された個体でしょう。車内のアップシーンで、ベンコラMTなのが確認できますね。後期型ですので、12~13年落ちになります。
2代目に当たるカデットAは前期型ですので、16~17年落ちになります。クラス的にはフルヴィアと同じではありますが、一回り小さく見えてしまいますね。因みに激突の際、リヤガラスとトランクルームが外れるのは、効果的に見せる為の演出と思われます。
所でこのシーン、発砲からの激突でメルリ氏が駆け寄るのを同テイクで撮ってます。フィルム予算か監督のこだわりなのかは不明ですが、それでも終盤のシーンも含めてアクションの撮影や演出は上手でしたね。後、メルリ氏演じる警部が使用する銃が、コルトパイソン4インチという点もこだわりを感じましたね~
以上で紹介は終わりです。それでは、また次の時お会いしましょう!