今回は当ブログの趣旨とは脱線したお話になります。

一昨日にゴジラVSビオランテ(1989)から破壊を紹介しましたが、Gun好きの私は本作視聴後、意外とプロップガンが凝ってる事に気づきました。
本作に登場するバイオメジャーの工作員が、冒頭で使用するMAC-11。見えにくいですが、サプレッサー装着でして、色付のマズルフラッシュから電着式なのが分かります。ベースはMGC製モデルガンかと。

因みに自衛隊側は当時定番だった64式小銃とM16A1。但し発砲シーンはM16のみでしたね。
同じく工作員2人が使用するハンドガンはコルトガバメント。所でこのシーン、工作員役であるハント敬士さんは何とガバメントで…

片手コッキングをカッコ良く披露するんですよね~
特にこの技は、神田正輝さんや舘ひろしさんのガンアクションで見受けられましたが、ハントさんもVシネマ俳優なだけあって、本作の銃裁きは華麗でしたね(古くは藤岡弘さんが特捜最前線で披露しています).
アップ用のベースはMGC製のGM5と思われますが、発砲シーンでは電着式にすり替わります(同じプロップガンベースかは不明)
発砲は電着とはいえ、弾切れからの装填は、ゴジラ映画にしては珍しくきちんとしたガン描写です。

続いて本作の厄介な敵であるSSS9は、カスタマイズされたAK-47を使用。これが個人的に好きだったりします(笑)。
冒頭から終盤にかけて、終始この狙撃仕様のAKを使用します。マガジンが実銃の世界では珍しい10連仕様。

イメージは恐らくドラグノフ狙撃銃でしょうね。因みにこのAKプロップ、電着式ながらマガジン脱着からの装填を披露したりもします。ベースはハドソン製になります。
バレルは電着プロップの関係上、少し延長されてる?
終盤にはドロップでも使用されたりと酷使されますが、スペアは無かったのか1丁で乗り切ってる雰囲気でしたね。
このシーンではあっという間に泥だらけ
因みにサイドアームはサプレッサー付の銃が、当時定番だったブローニングM1910(電着式)。最初は暗すぎて何を使用してるか分からなかったですね😅

ところが、ブローニングも数分発砲した後あっさりと投げ出され、更にサイドアームとして使用したのが、ベレッタM1934!
ワルサーじゃないのには驚きましたね(笑)。因みに当時の邦画でもプロップとして使用される事があったようで、大追跡(TV'78)や誇りの報酬(TV'85~'86)、ジャングル(TV'87)などでも刑事側がメインで携帯してました。
ベースは当時MGCと協力関係が深かった、ウェスタンアームズ(WA)製と思われます。私も欲しいのですが、中々見つからないんですよね…
さて本作のモデルガン提供を行ったのは、前述の通りNEW MGC。ガバメント辺りは間違いなく、提供品ですね。
ガンエフェクトに関してはノンクレジットですが、恐らくシリーズや小道具を通せば、戸井田工業辺りなのではと思っております。特に64式小銃プロップは当時戸井田しか無かった事や、MAC-11の電着が西部警察最終回やゴリラなどに登場したのにそっくりだった事。
基本、戸井田さんのプロップは他作品で使用される事も多々あるので、もしかしたらそうかもしれません。とはいえ、あのAKカスタムは面白いですね~
それではまた次の時お会いしましょう!