前回の続きです。終盤、ゴジラとビオランテの対決が終わったのも束の間、目の前で白神博士(高橋幸治)が工作員によって狙撃される。工作員は車(スタリオン)で逃走し、桐島(三田村邦彦)は自衛隊のジープで追跡。

悪路の中、追い詰め体当たりの末、二台とも崖下に転落する。

















前半では小破壊程度だったスタリオンですが、終盤でとどめを刺されます。しかも当時現行型で、あっさりと大破です。恐らくですが、邦画でスタリオンが破壊されたのはこの作品ぐらいかと。
グレードは希少なGSR-Ⅲでイメージカラーのシルバー系ツートンになります。実車でもそうですが、トミカでも馴染み深いですね。当然ですが、5速MT車になります。スタントシーンは何テイクか撮り直したのか、あちこちのボディが凹んでますね。おまけに転落シーンの際には、片方のリアヘッドランプが欠損してます。予備車は用意されなかったという事でしょうか… 前期型とはいえ、僅か6年落ちになります。
ジープは長寿車ですので年式は不明ですが、当時の自衛隊で使用されていた73式小型トラック風仕様になってます。ベースもミドルホイールのJ24型っぽいです。流石にロールゲージ無しは危険という事もあり、転落シーン手前でスタントマンは脱出してますね。
さて本作のカースタントを担当したのはスーパードライバーズの方々。ビオランテ以降、平成ゴジラシリーズ(シン・ゴジラを含む)のカースタントを殆どを担当しており、固定された形になってます。
所で、トラック横転と終盤のカーチェイスシーンは代表の雨宮正信氏による技ではないようですね。どなたなのでしょう?
以上で紹介は終わりです。それではまた次の時お会いしましょう!