今回はいつもと違って、のんびりとした銃のお話です。銃に関しては、先月にこちらの記事でも触れました↓


さて今日は前回の記事で触れたGメン'75のお話。当時MGCのローマンが発売されて以降、刑事ドラマでは殆どのメイン拳銃が、ローマン一式になるぐらい使用されていました。そんなGメン、ローマン以前はどんな拳銃がメインアームだったのか。これが中々面白かったのでございます(笑)。それでは早速見てみましょう~

まず、初回に登場したのはこの銃でした。


➀コルトダイヤモンドバック 2.5inch。東京CMC製。主にアップ用なので使われました。最初はパイソンかと思いましたが、よく見ると38口径版のダイヤモンドバックでした。

モデルガン規制前の無加工品ですね。smマークはなく、シリンダーも貫通タイプでバレルの前撃針発火です。
シリンダーが特殊な分、ダミーカートも入りやすかったのでしょうね。
ダイヤモンドバックは恐らく用意されてたのは一丁のみと思われますが、意外にも使用期間は1年と長かったです。登場話数は以下の通り
1、4、8、10、14、15、18、21、24、39、44、46、49話。最近知ったのですが、この頃のテレビドラマでは、規制前の無加工モデルガンが使用される事がまだあったのだとか(´゚д゚`)。

➁S&W M19 2.5inch。多分コクサイ製? こちらも無加工金属モデルガンになります。26話で山田刑事の携帯銃として初登場し、メインを張ることに。ただ、ダイヤモンドバックと違って、急遽用意された小道具だったのか、僅か2話で姿を消すことに…
何故か雷管がないカートです。インサートもシーンによっては確認することができました。
しかし目立った活躍をしなかったのは残念ですね。

➂S&W M&P 2inch。コクサイ製。長らく使用してたダイヤモンドバックに代替する形で、46話から初登場。暫くマグナム系ばかりでしたが、ようやく刑事らしいタイプの銃になりました。
勿論こちらも金属無加工モデルガンになります。コクサイ製で、外観がM12&13エアウェイト風なのも特徴的ですね。
主に響刑事が使用してました。59話からの沖縄ロケでは、M&Pの活躍っぷりを見ることができます。こちらはローマンに代替後も半年間使用されました。登場話数は以下の通り、
46、49、50~56、60~62、66、72、85話


➃ミリポリ風カスタムリボルバー。最後はプロップカスタムされたモデルガンです。MGC製のハイパト41マグナムがベースと思われます。特にバレル部分は、HBモデルをイメージ?した感じがします。Gメンでも無加工ハイパトは、後の回でも登場しますが、既にメインがローマンでしたので、目立った活躍はしませんでした。
このミリポリ風リボルバーは63話から初登場。ちなみに時代劇でもこの銃は使い回されてるとか… メインとしてはこの回のみでしたが、後の回でも度々登場することになります。




さて私になりにまとめましたが、殆ど金属モデルガンだったんですね。無加工品がそのまま使えた時代があったのだと思うと、本当に不思議な気持ちでなりません。でも皆んなアップ用ですから、基本的に発火シーンでは戸井田工業製の電着チーフスペシャルでした。今見ると、本当に面白いですよ🤣  それではまた次の時お会いしましょう!