どうもです。ここのところ、私糖分多めに取ることがかなり多くなりまして、最近は大学芋やペプシコーラにハマっていますね。さて今回は香港映画から隠れたノワール傑作を紹介します。


狼の流儀(1982)原題:殺出西營盤 英題:Coolie Killer 出演:チェン・シャンリン、イップ・トン、マイケル・トン、イュ・ホア、リサ・ジョ・ジョ、ラウ・シュウミン、ダニー・リー。製作:イュ・イカン 監督:タン・ジミン


ストーリー

香港と日本の密貿易を独占しようとたくらむ香港マフィア、ウァヒン・カンパニー。香港スラム街出身のコウ(チェン・シャンリン)が主宰する秘密殺人組織もウァヒン・カンパニーの陰謀の罠に陥った。メンバーが次々と殺され組織は壊滅。コウは追っ手を逃れ故郷のスラムに舞い戻り、復讐を誓うが…


当時の香港映画の中では珍しいフィルムノワール。まだ80年代前半なのでカンフー映画が多い中で、ここまでダークな暗黒社会を描いたのは意外とこの作品が最初かも。後に香港の犯罪映画は、暗渠(香83)や九龍の獅子(香84)、そしてジョン・ウーの傑作 男たちの挽歌(香86)で香港ノワールが確立されたのはご存知の通り。それでは破壊の紹介です。


襲撃された組織のビルの駐車場に車(初代フェアレディZ 2by2)で乗り込む、コウと仲間のシュウ(マイケル・トン)。途端にヒットマン集団の銃撃を受ける。




逃げ回るシュウの車に向けて、ヒットマンの一人がショットガンを発砲。フロントガラスが割れるもかわし、追手の車(ホールデン・ステーツマンデビル)が足場に激突。


車はコウを拾うが、ヒットマンが乗る四駆(40系ランドクルーザー)が車のドアをもぎ取り、更に車にむけて正面衝突。




バックターンで回避した車は、出入り口を塞ぐヒットマンの車(フォード・カプリMkⅠ)に激突し突破する。


立体駐車場で繰り広げられる激しいアクションでした。にしても、dvdがそのままVHSの映像で焼いただけなので、画質がかなり悪いです。
ホールデンは英国圏の香港では破壊は多めですが、HZプレミアではなくステーツマンデビルは珍しいかも? 日本ではいすゞ系列で売るも不人気車でしたね。前期型なので9年落ちになります。程度悪いですね。他に覚えてるのは大激闘マッドポリス'80での破壊でしょうか。カプリも前期型なので9~11年落ちになります。
この後、ランクルとZのカーチェイスが始まります。ちなみにランクルのボンネットに載せていたのは、ヒットマンに殺されたコウの組織メンバー(ニュートン・ラウ)の死体。まぁ、もろ人形なのが丸わかりですが(笑) 
次回もこの作品から紹介します。それでは!