こんにちは、キャリアンです。
今日は私の名前でもある、キャリアについてお話したいと思います。
よく本屋さんのビジネスコーナーなどで、
「成功するキャリア」
「勝ち組キャリア・負け組キャリア」
なんてタイトルの本を見かけることがあると思います。
今は小学校からキャリア教育しているところもあるそうですが……。
「じゃあ、キャリアってなによ?」
キャリアとは、英語でcareerと綴ります。
いわゆる経歴・履歴のことです。
しかし、大元は、carrier。
訳すと運搬人などという意味ですが、馬車の轍(わだち)を指すそうです。
人生は、電車のようにすでに定められたレールの上を走ることはありません。
なぜなら、個々の目指す理想の人生は様々で、
どのルートで目的地までたどり着くかも、個々に選択するからです。
電車ではなく、馬車(今で言うタクシー)のように、
自分の行きたい場所へ、自分の好きな方法・ルートで目指します。
目指すのは山なのか海なのか川なのか、
のんびりゆっくり1合目から登るのか、ジェット飛行機に乗っていきなり飛び立つのか、
それは自分次第です。
自分の判断で自分の日々の生き方を決めること。
職歴だけなく、趣味や交友関係、日々の過ごし方など、
全てを含んでcareerと言うのだそうです。
なので、良いか悪いか決めるのは自分次第。
誰か人と比べるものではなく、自分が良い、自分が幸せだと思えるものが、
良いキャリアなのだそうです。
……ただ、いきなりそう言われても難しいですよね。
自分の生き方なんて……、おおげさすぎる。
もしかしたら、目的地が途中で変わるかもしれないし、
そもそも、自分がどこに行きたいかわからないかもしれない。
今の日本は大学全入時代。
早ければ幼稚園から塾に通い、皆で「良い大学」を目指します。
中学~大学くらいまでは目的地がわからなくても、
なんとなく周りに合わせて電車に乗っていればいいけど、
大学卒業後は自分で目的地を決めて、そこに向かって走っていかなくてはなりません。
レールがないからこそ、
ある意味就職・転職は、一番難しいのではないかと思います。
また、大学を卒業したら「良い会社」に入社、勤めあげて「定年退職」、「良い老後」。
日本が「1億総中流」と言われた時代は当たり前だった年功序列や終身雇用は、
長引く不況と雇用の欧米化で失われつつあります。
どんな優良企業に入ったとしても、
その会社で定年退職や良い老後を迎えられるか、
誰にもわからない時代になりました。
すごく能力のある人ならともかく、
ごくごく普通の、一般人はどうやって生きていけばいいのか……。
明るい時代じゃないからこそ、
私のような悪い頭でも色々考える必要があるように思います。