生存戦略 -112ページ目

憧れは硝子の如く


白いワンピースを着た儚げな女性の帽子が風で飛ばされ、それを爽やかにキャッチして

「はい、どうぞ」

そしてはにかみながら女性が

「ありがとうございます」


そして微笑みあう二人。

人生で一度は経験したいシュチエーション。



現実は……


汚ねぇ格好したジイさんの、これまた「洗濯してねぇだろコレ!」みたいな帽子が俺の足下に飛ばされてきた。

(触りたくねぇなぁ)

なんて思いながら拾ってあげた。

「ぅお。ども、ども」

と、チョップスタイルでお礼を言うジイさん。

引きつりながら笑う俺……


軽く鬱な状態に更に拍車がかかった。

ロマンチックなんてハナから止まってた。



うーわー






もう沈殿しそうでんがなまんがな。


ほいなねー


暑い………


ガリガリくんが食べたい。

脳も体も溶けそうだ。



何か頭スッキリしないなぁ……




ほいなねー


中傷絵画



もう戻れないのか?

明日を望んだ右手

描く、弧線、全て

雨音が突き刺さる



必要としたのか?

過去を奪う左手

希望、渇望、虚しく

自然発火で灰になる




言葉を繋ぐ意味………



朽ちてゆくのさ

光輝く全てが


朽ちてゆくのか

声叫ぶ心も



いずれ……





雨の中では



歌えない


もう