憧れは硝子の如く
白いワンピースを着た儚げな女性の帽子が風で飛ばされ、それを爽やかにキャッチして
「はい、どうぞ」
そしてはにかみながら女性が
「ありがとうございます」
そして微笑みあう二人。
人生で一度は経験したいシュチエーション。
現実は……
汚ねぇ格好したジイさんの、これまた「洗濯してねぇだろコレ!」みたいな帽子が俺の足下に飛ばされてきた。
(触りたくねぇなぁ)
なんて思いながら拾ってあげた。
「ぅお。ども、ども」
と、チョップスタイルでお礼を言うジイさん。
引きつりながら 笑う俺……
軽く鬱な状態に更に拍車がかかった。
ロマンチックなんてハナから止まってた。
うーわー
もう沈殿しそうでんがなまんがな。
ほいなねー