全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
(ジョセフ・シュガーマン(著),金森 重樹 (翻訳))




面白いのは、この本自体に人の心をグッと惹きつけるテクニックが散りばめられているところです。

次の章が読みたくなるような文章が前の章に組み込まれていたり、本書内で紹介されているテクニックが実際に使われていますので、ご自身がグッと来たところに赤線を引きながら読み進めると勉強になります。



さて、内容ですが、「第1部」は告知部・セールスレターの構造の話があります。
有名なフレーズで「第一センテンスの目的は、第二センテンスを読ませること」というのは、本書からの引用です。

また、書く・編集する、という実際のセールスレター作成のプロセスもすこし取り上げられています。

だらだらを書かれているのではなく、ライティングの『9つのルール』としてまとめがあることも分かりやすさのポイントですね。

これによって、告知文・セールスレターの構造と編集のキモが伝わってきます。



次に、第2部が「テクニック」と「心理トリガー」のお話です。
ここで、告知文をデコレーションするのがポイントです。

どちらもティップスなのですが、テクニックは文章をベースにしたコツです。
一方、心理トリガーというのは、読み手の心理をベースにしたコツです。

心理トリガーを理解すると、告知文に書かれている文章の狙いが良く分かります。

以下、第2部の「テクニック」と「心理トリガー」の見出しをご紹介します。

・反応に差がでる22のポイント
(1)書体を工夫する
(2)第一センテンスを読みたいと思わせる
(3)第二センテンスで読み続けたいと思わせる
(4)小見出しの工夫
(5)複雑な商品はシンプルに説明する
(6)新しい特徴を強調する
(7)技術説明で広告を強化する
(8)異論に先回りする
(9)異論を解決する
(10)相手の言葉を使う
(11)シンプル、かつ明確にする
(12)常套句は使わない
(13)リズムをつける
(14)アフターサービスを伝える
(15)物理的事実を明記する
(16)試用期間
(17)信頼できる人に推奨してもらう
(18)価格をどう見せるか
(19)オファーの要点をまとめる
(20)多くを語り過ぎない
(21)注文しやすくする
(22)注文の念押しをする

・役に立つ22の心理トリガー
(1)インボルブメント(感情移入)させる
(2)正直さ/誠実さを打ち出す
(3)信用を高める
(4)価値を証明する
(5)購入の納得間を与える
(6)欲を刺激する
(7)権威づけをすると安心する
(8)相手に「満足」を確信させる
(9)商品の本質を見つける
(10)タイミングを知る
(11)所属の欲求にうったえる
(12)収集の欲求をくすぐる
(13)好奇心をあおる
(14)切迫感をもたらす
(15)素早い満足を提供する
(16)希少価値/独自性をアピールする
(17)シンプルにする
(18)つねに人間的な観点を大切にする
(19)罪悪感を与える
(20)具体性をもたせる
(21)親しみを感じさせる
(22)希望は大きな動機づけになる




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