昨日、所用で自由が丘に行ったときのこと。

思っていたより、用事が早く終わったので

通ったことのない道を選んで

ずんずん歩いていく。

風は強いけれど、日差しが久しぶりに暖かな日[E:sun]

そんな日には、少しご褒美のような偶然が訪れる。

こんな道行ったことなかったなぁ~・・・

と曲がった先には小さい看板が。。。

あれ?アラーキー?

思わず近寄ると、なんと荒木経惟さんの写真展が開催いるではないか!

小さな市立図書館か区民センターのような建物は
世田谷美術館の分館、宮本三郎記念美術館であったのだ。

二期に渡り開催されていた写真展は、

第一期の「人」はみれなかったけれど、
第二期の「街」を堪能した。

すべてゼラチンシルバープリントの写真で、

それを安全ピンで止めている展示の仕方もとてもいい。

ソウルという街を撮ってきたばかりの私は

荒木さんが撮る「東京」をみて、
なんて人との距離が近い人なんだろう。
関係が深い人なのだろう。

と思う。

プライバシーや怒られることなんかが恐くて
人を写さない様にしている私とは(比較するのはおこがましいけれど)
大違いだ。

そう、こういうの撮れたらいいな。

とかここまで近寄るんだー!と思ったり、

「動物園」という場所にきた人々をとったシリーズや
電車の中にいる人々を撮ったものをみて

面白く、そしてリアルさだけがそこにありドキッとする。

でも、それだけでなく
この偶然出会えた写真展をみて

自分がとってきたもの、とりたかったものが

「これで、いいんだ。」

と思えたことが一番の収穫だったと思った。

これで、いいんだ。と思えたことで

これからも迷わず撮っていこうと思えた。

それは、今度写真のイベントにトークショーとして参加する
このタイミングでとても嬉しい出来事であった[E:confident]