まさか、イタリア・サルデーニャ島で

「コルク」について考えることになるとは思っていなかった[E:sign03]

船旅で出会った運転手の方に「オルビアはコルクが有名だ」
と教えてもらってコルク職人さんを訪ねたオルビアの旅。

だからこそ、旅は面白いのでしょうね。

自分の予想や発想でないところから、
突然にすごい角度から発見ができる出会いが訪れる[E:shine]

オルビアは他にムール貝の養殖なども盛んですが
(なので、めちゃくちゃ安くムール貝が食べれます[E:heart02])

コルクの木はそれこそ国道を走っていると
面白いくらい、皮がはがされてそこそこに茂っています。

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↑これが、コルクの木。
コルクの皮をはがしてから、またコルクの皮が
生えるまで確か15年ほどかかったと言っていたような。。。

↓ちなみにコルク職人さんに話を聞きに言った街は
カランジャヌス街といいます。

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コルク工場はとてもかわいらしいコルク作品がたくさん
そこそこにざっくばらんに置いてある。

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その年月が経っていると思われる
置き方がまた美しいと思った。

でも、オルビアで、もう一件お話を聞き行った場所があったのでした[E:rock]

もう少し内陸に入り、伝統料理を作ってくれるレストランに
お邪魔しました[E:ribbon]

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オルビアの民族衣装↑ 土地土地で色も違うらしく美しかった☆

お話もたくさんきかせていただいたお母さんと↓

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港からフェニキア人、ギリシア人、ローマ人がやってくるのから
逃れるために、内陸にやってきたこの地方の人々は
牛や羊やロバなど「あるもの」を食べる。
それが、伝統料理なのだそうだ。

私もロバ肉をはじめてここでいただいたけれど、

一番おいしかったのは「ズッパ ガルレーゼ」
という羊の肉のスープをパンにしみこませて
ペコリーノチーズと炒めたもの。

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撮影後、私がいただいたものを
またお母さんが出してくれて、
スタッフさんたちもやっとお食事[E:restaurant]

出していただいた料理は、
昔はすべて「まずしいからつくりだしたもの」というけれど、
今のわたしにとってはとても「豊かだなぁ」と思うものばかりであった。

それは、その当時の人たちの心の持ちようの事で。

何もないけれど、あるもので美味しくしようと
暮らしていっていた人たちの知恵を
現在でも料理からうかがえて
現代に生きる私は、心引き締まり
また「食べる」ということに改めてありがたい気持ちになったのでした。

伝統を守り続ける人がまだ、
オルビアの港町付近にも内部にもいるのです[E:confident]