都内ホテルの屋上を解放した夏ならではの企画、

ルーフトップシネマに行って来ました☆

この日は、気持ちいい夏風が夕闇と共に
吹いてきて湿気も吹き飛ばしてくれた。

ワンドリンク付きなので、
飲み物を片手に

端のベンチやら、
中央のウッドデッキになっていて、
じかに思い思いの場所にそれぞれ座る。

私もスパークリングワインを片手に
靴をぬいで、はだしで久しぶりに
足の裏に木の感触を味わいつつ
映写されるであろう白い壁のまん前に足を投げ出す。

もう、それだけでスペシャルな気分満点で大満足なのにも
係わらず本日のメインイベントはここからなのです。

なんと8ミリで!!
映画が見れる!

↑これが映写機。
(写真わかりずらくてすみません[E:sweat01])

しかも、「人のセックスを笑うな」の井口奈巳監督作品。

「犬猫」

ピアフィルムフェスティバルで企画賞を受賞した作品。

ルーフトップシネマは今年大三弾まで
あるのですが、
なによりこの作品がこの環境で見れるという
贅沢に感激しての初参加。

遠くの景色でどこかの花火大会の花火が
レースのコースターの様に可愛らしく打ちあがる様を
横目でみることが出来ながらの上映開始。

「カタカタカタ・・・」

と背後で

8ミリ映写機が動く音を初めて体験して感動!

途中、いい場面で映写機が止まるというアクシデントがありつつも!
いつのまにか、星空が東京なのに結構見れて
ぼーっとできてそれも素敵な時間だったりして
それも含めて楽しめました。

(スタッフさんは焦っていましたが、映写機もかなりお歳なもので、
日本に残り少ないそうなのです。)

「人のセックスを笑うな」を観たときも思ったけれど、
井口監督の作品は

とても温度を感じれる映像で。
それも丁度、体温くらいの気持ちよさ。

「犬猫」は自分の生活圏内で起こっているような
出来事で。

例えば、今日すれ違った女の子が、
物語の主人公だったような。

そんな身近な物語で、とても心地良くふんわりと
心に残る映画でした。

監督がいらしていて、
映画終わってから
感想をどうしても言いたい!と話しかけたのですが、
お綺麗な方でとても気さく!
質問にも丁寧に答えてくださり、
この場を借りまして、ありがとうございました!!

そんな素敵な井口監督。この8ミリ映画をセルフリメイクして、
デビューされたんです。

早速ツタヤにてレンタルしました☆

キャストも一新、ニュー「犬猫」

好きだった演出はそのままに。

物語がよりくっきり、すっきり明確に。

そして、より身近な出来事のように感じれて。

映像はデジカメでなく、ライカで撮影された写真のように
良い意味で映りすぎていない、温かい素敵さ。

女同士ってなんかいいな。

無防備でいられる相手といる居場所は
何気ない時間も大切だ。

という事を再確認。

心地良く、ふふふと笑いたい気分の時には是非。

二つの犬猫を観てみるのも是非。