『月に一回以上、舞台を観に行く』 (できれば和装で観劇する)と自分で決めて 今年は、一月から順調に舞台を見続けて はや下半期である。 今月は前からずっと楽しみにしていた舞台や、 仕事関係で見に行かせていただいたもの 仲良しの人が出ている舞台などなど いろんなタイミングが重なり、なんと月に4回も舞台を見に行けることになったのだった☆ 七月一つ目の舞台は、 舞台版『東京タワー』を銀河劇場へ。 (http://www.gingeki.jp/performance/index.php残念ながらもう終わってしまいました。) 今まで、何気に本もドラマも映画も見ていなかった「東京タワー」。しかし。ありゃあ、みんなの物語だ。 心の中で「おかんフォーエバー!!!!!!!」 と叫びながら号泣!!!! 加賀まり子様のおかん。このおかんは皆が「おかんとはこうあって欲しい」という理想像のおかんだ。 その優しさ、強さ、愛情強さ。 そして、ぼく役の萩原聖人さんはストーリーテラーに幼少時から大人までを見事に演じている。他の役者さんたちもきっちり笑わせてくれながら、ちゃぁぁんと魅せてくれる。 かじりつきで見ていたところ、劇場を出る頃には 泣き過ぎて頭が痛くなり、ストールをかけるのを忘れて すっかり風邪をひいてしまうくらいであった。 そして二つ目は・・・ 『お気に召すまま』シアターコクーン・蜷川さん演出 (http://www.bunkamura.co.jp/shokai/cocoon/lineup/shosai_07_okini.html) シェイクスピアの時代そのままに、全員男性が演じる 恋愛喜劇の再演。 小栗旬さん、そして女性役が成宮寛貴さん。 いやぁ、綺麗すぎるでしょう! 成宮さん!!!女性役だけど男装しなくてはならない役・・ 高い声も低い声も使い分けて、恋する乙女のキャピキャピっぷり・・・見事でありました。 小栗さんも立っているだけでかっこいいのね。 舞台ではこのお二人は初めてみたのですが、 小栗さんの舞台での声は藤原竜也君の声に似ていて ちょっとびっくりしました。 多分、この戯曲は本当に女の人が女の役をやると サラッと普通すぎてしまってつまらないものになってしまうから、男性俳優のみの舞台で上演しよう!っていう考えの 蜷川さんはいつもながらさすが! ブンカムラ・シアターコクーンは一番舞台を見に行っている 箱だけれども三階席でみたのは今回が初めて。 それくらい大人気で、平日なのに2階まで立ち見。 でも、三階は天井が低く、柵が低いので 高所恐怖症の人にはキツイかも。 三つ目は、 『歌の翼に君をのせ』新国立小劇場(http://www.rup.co.jp/information/utanotsubasa.html) これは、観月ありささん初舞台主演。 三年前にパルコプロデュース「GOOD」で共演して以来、仲良くしていただいている西村雅彦さん、加瀬竜彦さんも出演♪ これは、エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を日本版に太平洋戦争時に描きなおしたもので、戦争の真実を、人々の苦しみを、切なさを頑張りを悔し涙と共に見れ、現日本の今を憂うきっかけとなり、なにより“愛”とは生きる糧になりえるんだ。と、そんな愛に出会い、それを伝えずに行き続けた哀しい、しかし最高にかっこいい男の姿が見られる舞台である。 もう、東京公演は終わってしまうけれど、大阪・札幌公演が見れそうな方は是非みてもらいたいなぁ。 そして、今日!!行ってきた四つ目は・・・ 『小さな山神 スズナ姫~大ナマズの秘密~』日生劇場 (http://www.nissaytheatre.or.jp/fam/paf/suzuna.html) 一昨年、初めて通ったワークショップで出会った友達が主役!を演じるということで、ワークショップ仲間と共に見に行ってきました! 初めて見る人形劇!国際ファミリーフェスティバルという事で、 お子さんがいっぱい! 夢のあるモザイク画のような日生劇場の内装がまた、とてもこの演目に合っていて、人形をあやつりながら歌って踊って、人形がイキイキ☆お子さんに分かりやすいように作ってありながら、少し大人(お父さん、お母さん)向きに作られていたりしておもしろい。 休憩時には緞帳に「ちょっとおやすみ」なんて文字がでちゃったりして、こういう舞台ならでは!!とても楽しめました。 その、主役の彼女は劇団ひとみ座という「ひょっこりひょうたん島」などもやっている老舗の有名な人形劇団の団員さんで、松本美里さんというのですが、普段の声と全くちがっていて“スズナ姫”!! さすがだぁ!! 普通の舞台と違うのは、演者さんが終わった後ロビーに出て来てくれるということ☆ |
私も子供たちをかきわけて(ごめんね)スズナ姫と美里さんと♪
人形劇の人形に触れるというのも、お話を直接聞けるのもとても嬉しい。
大人な方もお子さんがいるパパ・ママも人形劇を見に行ってみるというのはどうでしょう??
見たい舞台はたくさんある。
舞台の魅力は語りつくせない。
見るのも、出るのも。
ひとくくりに出来るものでもない。
あぁ、見て見て見尽くさなくっちゃ!!
知らない世界はいくらでもあるし、自分が動けばその扉はいくらでも開いているのだから。
そして、いつの日か、自分が自分に納得できる舞台が出来るように。
誤魔化しが利かない「生」という魅力と魔力ははかりしれないものである。