インテリア書ギャラリー キャレモジ

インテリア書ギャラリー キャレモジ

キャレモジは、『 インテリア書道 』 のギャラリー・専門店

№20

 

「日本人は自制心が強いから、感染のオーバーシュートは避けられるのでは?」

少し前にテレビで、どこの国だったかは忘れましたが外国の専門家が

そんなことを口にしていたのを忘れられません。

確かに、ありがたいことに今のところオーバーシュートは避けられ

感染も減少傾向に向かいつつあります。

 

戦時中、国の方針や意向に従わない人々を「非国民」と称しました。

「あんなこと言って、あの人は非国民だよ」

それを今の状況に当てはめれば、「ステイホーム」を守らない人は非国民?

誰もそんなこと口にしませんし、まあもちろん戦争体験者が少なくなってきていることもありますが、

心の中ではそれに近い感覚がうごめいているのは否めない気がします。

 

「人の目が気になる」

それが日本人の正直なところではないでしょうか?

自制心というより、他人の目を気にしたり、もっと極端な言い方をすれば

「人に後ろ指さされたくない」という日本人特有の感覚。

 

人の目であろうが、後ろ指であろうがいずれにしても国の要請を守って

感染の減少に導ければよろしいのではないかと思う今日このごろです。

もちろん日本人の自制心が確固として存在することも大いに認めます。

日本人の自制心って、やっぱり武士道精神の名残なのでしょうかねえ。

尊い心です。

 

わたくしの学生時代の親友は海外青年協力隊シニアで

ソロモン諸島駐在だったのですが先週やっと帰国が叶いました。

駐在の隊員を3月後半の時点ですべて帰国させひとり現地に残り、チャーター機を待っていたようです。

「わあ、勇気あるなあ。自制心満々」

彼女にはそうは言いませんでしたけれど、心から頭が下がる思いでした。

 

悪くすれば収束するまでチャーター便がないかもしれないわけですから。

われ先に帰国しようとしないその自制心と責任感は友人として大いに誇れます。

彼女の行動に心打たれたわたくしはこの自制自粛の時間を書に費やすと誓いました。

ソロモンから送られた写真添付します。ソロモンの飛行場です。

 

 

№19

 

イタリア小さな村の物語。

ご存知のかたも多いかと思いますが、人気ロングランのBSテレビ番組。

日曜の朝、ゆったりした気分で楽しむのがわたくしの習慣になっていました。

 

ところが、イタリアの新型コロナウィルス感染拡大により新しい映像を撮影できず、

昨年のものが再放送されることになりましたとか。

この小さな物語では村の二人の人物が登場し、その仕事ぶりや生きざま、

家族愛などを通して村の風景が描き出されます。

 

古いものを大切に今に受け継ぎ、そしてまた次の世代へと繋げてゆく村人の生活には

深い人間愛を感じずにはいられません。使い捨て文化というものがいかに人間を駄目にし、

伝統を損なわせるものであるかを痛いほど知らされる思いがします。

 

今回、そのイタリアの感染拡大の発端になったのはロンバルディア州のベルガモでした。

中世の佇まいを残す一度は訪ねたい美しい街。

 

 

つい先日、新聞の記事で医療崩壊も危ぶまれるイタリアの心温まる話を目にして目頭が熱くなりました。

ベルガモの古い街並や石畳、その路地裏の窓辺で人々が歌ったり、楽器を奏でたり。

いかにもイタリアらしい光景のかたわら、自分や友人だけでなく見知らぬ人々をも含めた

みんなが助かるためにはどうすればよいかを真剣に考えているのですとか。

感染した人を責めたり、その家族を中傷したりなどしていないといいます。

 

日本人としてひどく心が痛みました。

感染者やその家族を嫌い買い占めに走り、そんな日本人の行動を恥ずかしく思わずにはいられません。

 

感染拡大を阻止するためには、「ステイ ホーム」「ソーシャル ディスタンス」は不可欠です。

けれど、人と人との心のつながりがなければこの感染症を乗り越えることは難しいのでしょう。

みんなで心を一つにがんばる、これに尽きるはずです。

 

もし心のつながりまで失ってしまったら、残念ながら伝統や文化の存続もないのでしょう。

なぜなら伝統や文化というものこそ、人間愛で受け継がれるものであるからです。

№18

 

今年のお花見は禁止。

コロナウィルス感染症の拡大で、東京の花見名所である上野公園は

とうとう立ち入り禁止になってしまって。

 

日本人がどれだけ桜の花を心待ちにしているかが今年ほどよくわかった年もないかもしれません。

いつもなら開花に歓喜しての花見の宴も恒例の年中行事のようになってしまっていて。

花より団子って言いますけど、花が先か、酒が先かよくわからなくなっていたのでは。

 

ですから、「お花見禁止」って言われて、逆に桜花が

どれほど待ち遠しくこの上ない愉しみであるかに気づかされたような。

そういう意味では今年の桜はわくしたちの心に最上の美しさで焼き付くかも知れません。

 

そんなことを考えていたら、同じようなことを言っていた人を思い出しました。

古い昔人なので、わたくしの古臭さを露出するようでちょっと気が引けるのですけれど。

それは『徒然草』の兼好法師さんです。

 

こんなことを言っています。

「『(花の見ごろに)さしさわりがあって(花を見に)出かけないで』 というのも、

『花を見たよ』というのに劣らない」と。

 

それって、どういうこと?

それは「花はむやみに目でばかり見るものではないよ」ってこと。

つまり「花を偲ぶのがおもしろいんだよ」と、法師はのたまうのです。

それは想像の眼です。

心の内で花の美しさを想い愛でる、それこそ最上の美であると。

 

なるほどと、改めて言葉を噛みしめるわたくし。

「書」もそれとまったく同じ美学で成り立ちます。

たとえば「桜」と書かれた書も、それを鑑賞するひとりひとりが

それぞれの心の内に潜む美しい桜を思い浮かべて味わっているわけです。

そこが「書」の醍醐味なのですよ。

 

今年は友人が散歩の途中で撮影して送ってくれた美しい桜の写真で、

最上のお花見をいたしました。友人のやさしさがあたたかい彩りを添えています。

 

 

 

みなさん、こんにちは。

東京は、今日はすっきりと晴れ晴れていますね。

不安なニュースが多い中、お天気がよいだけで

なんだか嬉しくなります。


先日、横須賀の高齢者施設 サニーステージ野比弐番館様の
ロビーに作品を納めて参りました。

波が目の前に広がり、素晴らしい景色が見える建物。
空間やインテリアに合わせて、数点の作品をお持ちし、

実際に壁面に当ててご覧いただき、こちらの作品をお選びいただきました!!

 

 

制作書家は、清水恵先生。
額装にも、漆和紙を使用してちょっとシックな作品。
壁面に飾るとぐっと空間が締まったような印象になりました。

 


やはり壁面にアートがあると空間が変わります。

たくさんの方が少しでもゆったりとした時間を過ごしていただければ嬉しく思います。

こんにちは。

首都圏でも外出自粛要請が出されたりしたこともありますし、

首都圏以外の方も、ご自宅で過ごされている方が多いと思います。

 

桜が咲き本当に気持ちのよい季節。

青空と桜が咲く景色を眺めていると、あまりに穏やかで今起こっていることが

現実なのかなと思うときもあります。

でも、今は我慢の時なのですよね。

 

なかなか外出も難しい時ではありますが、

現在 阪急うめだ店 でキャレモジ作品を展示しております。

 

 

■ 阪急うめだ店 7階 コトコトステージ72

  『 美しいにほんごアート 』

    3/25(水)~4/7(火)  

  ※営業時間は、阪急うめだ店のホームページでご確認をお願いいたします。

 

文字を通してここの中に美しい風景・情景を感じていただけるよう

オノマトペ、ラッキーワード、モジフィック(文字をベースに情景を抽象化)の作品を

展示しています。

 

初日にお越しいただいたお客様に

「 外出しようか迷ったけど、作品を見られただけで今日、外出して本当によかった! 」

「 朝から辛いことがあったけど本当に作品を見られてよかった。また、期間中に来ます ! 」

と仰っていただきました。 

 

作品をご覧いただくお客様は、一つ一つをじっくりご覧になります。

「 ひらひらひらり・・・」 の作品からは、心の中で満開の桜が広がっているかもしれません。

「 風 」 の作品からは、心の中に心地よい春の風が吹いているかもしれません。

外出がなかなかできない今、少しでも ゆったりした豊かな時間を

過ごしていただけたなら嬉しく思います。

 

こんな時だからこそ、私たちに何ができるのかと考える毎日です。