インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

明治神宮前のギャラリーでは、インテリア書道・墨アートの作品販売のほか、額装(表装)も承っております。

「ガチャガチャ」が流行っていますね!

ビックリしたのは「ガチャガチャ手書きシリ

ーズ」というのがあるそうな・・・。

どんなシリーズがあるのかと思えば「かわい

い子の手書きレシピ」「お母さんの秘伝カレー

レシピ」、さらに驚くなかれ、「イケメン手書き

応援メッセージ」もありますよ。

どのシリーズも5人の手書きで5種類。

かわいい子もイケメンもお母さんも写真が付

いています! カプセルは1つ200円。

「何で200円出してまで「手書き」を買わな

くてはならないのよ」

って、この奇妙な現象の理解に苦しむ私。

でもね、世の中の老若男女すべてが何かに飢

えているのではないかしら?

それは、人の温もり? それぞれの個性?

スマホは絵やスタンプもありますけど、Aさ

んからでもBさんからでも感触が同じで、読

み終わった後味が無味乾燥。その点、手書き

にはそれぞれの違いがはっきりしていて、人

の体温が感じられますから、気持ちも和みま

す。そんなところですかねえ・・・。

雑誌「通販生活」9、10月号で、「なぞり書き

日本国憲法」という特集が組まれていて。

「各文をペンでなぞって脳をきたえましょう」

というキャッチフレーズ。ちょっとビックリ。

「なんで、日本国憲法かいな?」

と、奇妙に思いながら書店でページをめくり。

すると、どうやら以前に「通販生活」で、憲

法の条文の人気投票をしたところ、1位が9

条「戦争放棄」2位が11条「基本的人権」

3位が「前文」だったことによる流れらしい。

「でもなあ、どの条文が好き? って聞かれ

ても、私、答えられないかも・・・」

そう思いつつ、条文をなぞる効果は何? と

読み進めれば「瑣末な用事に追われて過ごし

がちな日常から脱却して視野を広げ、気持ち

を切り替えられる」ということのようで。

まあ、朝ドラ「寅に翼」の余波なのでしょう

けれど、法律ってどうなの? 

でもね、雑誌のなぞり書き用の条文を見て、

なるほど、納得。漢字が多くて、平仮名の分

量が適切。現代文は片仮名表記の言葉が増え

てるし、硬筆習字にはもってこいかも。

大泉洋ちゃんがMCを務める「SONGS」とい

う番組でドリカムことDREAMS COME 

TRUEの話をじっくり視聴しました。

今年結成35周年なのだそうでビックリ!

吉田美和ちゃんは北海道池田町出身の十勝っ

子なのだそうですけど、なるほど広い土地に

生まれると声もあんなふうに伸び伸びするの

かなあ・・・、とつくづく思いました。

幼いころから歌を歌うことだけを考えていた

と楽しそうに語る美和ちゃん。そしてこれか

ら先、あと40年先ぐらいまでは歌いつづけ

たいとの言葉に、相方の中村正人さんは、

「えっ? じゃあ俺その時105歳だよ」

ですって。「えっ? 私と同い年だわ!」(^_^)

美和ちゃんは洋ちゃんから「自分の人生を漢

字1字で表したら何?」と聞かれ、

「音」

と即答。「なるほど」と深くうなずきながら、

美和ちゃんの声を書で表現したくなる私。

高音を伸ばしながら音を揺らすビブラートの

効いた「音」。ちょっぴりハスキーで哀愁香る

美和ちゃんの声音を書いてみましたよ。

 

筆を右手に持つ仏像をご存知ですか?

釈尊生前の教えを聞き、釈尊が亡くなられた

後、仏法を守護するように託された四天王に

持国天、増長天、広目天、多聞天が御座(おわ)し、

尊像として寺院でよくお見かけします。

四像ともに武将姿で、剣や槍、鉾などを手に

持ち、恐いお顔で仏法を冒そうとする者をに

らみつけていらっしゃるかのよう。

ところが、広目天だけはなぜか右手に筆、左

手に巻物を持ち、千里の遠くを窺うように凝

視していらっしゃるのです。

「あら、筆をお持ちになって?」

と、つい親しみを感じてしまうのですが、広

目天は目にしたものをすべて記録するために

筆を持っていらっしゃるのですとか。

たしかに記録はあらゆるものを支配します。

良いことも悪いことも記録に証されます。

びるばくしゃ まゆねよせたる まなざしを

まなこにみつつ あきの のをゆく

歌人であり書家の会津八一の和歌。「びるばく

しゃ」は広目天のことであります。秋らしく

なった昨日今日で何となく思い出しました。

つい先日のこと、久しぶりにNHK・Eテレ

で「短歌」の講座番組を見ました。

大河ドラマ「光る君へ」とのコラボで、タイ

トル文字やドラマ内の書を監修・指導担当さ

れている根本 知先生がご出演でした。

短歌指導は俵万智さん、MCはヒコロヒー。

まずヒコロヒーの「私は字がきたないと言わ

れていて」のひと言から番組がスタートし、

俵さんの短歌指導を交えながら、根本先生が

サラサラと仮名文字を書かれたりの充実感。

まあ、短歌の番組ですから、根本先生もご自

身が詠まれた短歌を披露されていました。

紳士的な雰囲気の根本先生。お声だけ聞いて

いますと、町田啓太クンかと思うようなお声。

まるで大河で町田クン扮する藤原(ふじわら)(きん)(とう)が仮名

文字解説しているみたいで趣たっぷり。

ちなみに、その根本先生のお歌は、

ことの葉の芽吹きのうちにむすぶ実は

過ぎしあの日のあはれのかたち

現代短歌としてはちょっと古風? そう思い

ましたけど、俵さんもこのお歌に関してはさ

すがにノーコメントで終わりましたね。(笑)