諸事情あって、時間が空きました。
すいません・・・( ´_ゝ`)ゞ ゴメンネー
「広島市民球場跡地事業計画」です。
パート①からの続きなのですが・・・そっちは‘ほぼ’前置きだけなので、悪しからず・・・(。-_-。)ポッ
最優秀案なしの優秀案が2点・・・実施の目途がまとまり切っていない公共コンペに多いパターン。ま、そりゃそうなんですが、コンペを実現させるというよりも、状況を何とか方向付けたいという思惑が見え隠れ・・・。
とは言え、意義としては大きい。
広島市民球場という、ある種の復興の象徴に代わるものの提案。しかも位置的にも原爆ドームという世界遺産との関連もあり、その他地下構図物や埋蔵文化財など元々の制限の多い区域だと言えるでしょう。
コンペは制限が多いほど面白く、考えやすいとも言えるのですが・・・それにしても制約が多いな、という印象。
そこで選ばれた2件の優秀案。
まず、折鶴をテーマとした記念堂を中心としたモニュメンタルな池原義郎・建築設計事務所案(以下、池原案)。もう1つはアクアステージを中心とした非常にオープンな公園といったNTT都市開発株式会社案(以下、NTT案)。
池原案は折鶴の塔が非常に象徴的で、池原義郎>今井兼次>ガウディというラインがスパッと浮かんできました。
ま、これは俺のゼミの教授が今井一門だったから故なんですが、ゼミ生で参加していたコンペ模型に勝手に発泡スチロールで塔を付け加えられたことを思い出します(笑)。この辺にモニュメンタルなものが必要や!って・・・思考パターンがやっぱり似てるんですね(゚c_,゚`。)プッ
元安川沿いを歩くと、折鶴の塔と原爆ドームがその重なり具合で様々な表情を見せていく動きのある計画。時には平和の折鶴に見え、時には何となく燃え上がる炎のようにも見えます。池原義郎お得意のシークエンス(景観の変容)が上手く表現されています。
NTT案は、いかにも都市計画系のスッキリした案で、講評によると予算的にも現実性が高いとのこと。さすがは獲りに来ているな!っていう感じ。
ただ、個人的に目を引いたのは軸線の設定。
大学で景観軸を学んだ材料がまさにこの広島、丹下健三の景観軸なのです。平和記念公園から慰霊碑を結んで原爆ドームにつながるこの軸線は、当時の建築界に衝撃を呼んだものです。
実際に訪れて体験したのですが、原爆資料館を出て慰霊碑を眺めた時に、その慰霊碑を挟んで原爆ドームがそびえている・・・これは実に感動的。これは視覚的にスッキリ通る様に計算されたもので、図面による計画と実際の印象が全く重なることに驚きを覚えました。
ちなみに本来の丹下案ではあの慰霊碑が十数メートルにも及ぶもので、そのアーチの中にすっぽり原爆ドームを視覚的に納める計画だったのですが、そうなっていればこの感動も数十倍に達したはず。さすがは巨匠です。
話を戻します。
この軸線を、原爆ドームを挟んだ反対側の今回の計画地まで持ってきたのがNTT案。モニュメントを挟むわけではありませんが、桜並木を抜けた眺めの先に原爆ドームを見据えます。これは素晴らしい発想。
平和公園の丹下案は、まさにその軸線の発想の勝利なのですが、今回のNTT案はそれに匹敵する着眼点を持っていたように思えます。実際の視覚的にも優れ、プランもメッセージを持つ・・・まさに優秀案ですね。
というわけで、俺的な好みはちょっぴりNTT案支持かな~?
池原案は実施設計の段階でトーンダウンしそうな予感がするし、実際にあんなに軽く作れるか?という疑問もあります。横浜国際ターミナルの様に、軽さが売りの計画の完成形が重くなってしまうと何だか残念ですからね。
( ´・_ゝ・)ウンウン
この2つの優秀案を再検討しながら実施に向けた動きをする様ですが、いずれの案にせよ、市民球場を壊してまで・・・というには及ばない気がするのが残念です。
完全保存とは言いませんが、一部景観や雰囲気を残した形でも、十分に今の計画をしのぐもの、かつ提出された活用方針に従うものが十分出来そう!というのが本音ですね。
なんとなく残念。
まだまだ計画段階です。
今後の流れが気になりますね。
建築って面白いね!
建築って面白いね!
すいません・・・( ´_ゝ`)ゞ ゴメンネー
「広島市民球場跡地事業計画」です。
パート①からの続きなのですが・・・そっちは‘ほぼ’前置きだけなので、悪しからず・・・(。-_-。)ポッ
最優秀案なしの優秀案が2点・・・実施の目途がまとまり切っていない公共コンペに多いパターン。ま、そりゃそうなんですが、コンペを実現させるというよりも、状況を何とか方向付けたいという思惑が見え隠れ・・・。
とは言え、意義としては大きい。
広島市民球場という、ある種の復興の象徴に代わるものの提案。しかも位置的にも原爆ドームという世界遺産との関連もあり、その他地下構図物や埋蔵文化財など元々の制限の多い区域だと言えるでしょう。
コンペは制限が多いほど面白く、考えやすいとも言えるのですが・・・それにしても制約が多いな、という印象。
そこで選ばれた2件の優秀案。
まず、折鶴をテーマとした記念堂を中心としたモニュメンタルな池原義郎・建築設計事務所案(以下、池原案)。もう1つはアクアステージを中心とした非常にオープンな公園といったNTT都市開発株式会社案(以下、NTT案)。
池原案は折鶴の塔が非常に象徴的で、池原義郎>今井兼次>ガウディというラインがスパッと浮かんできました。
ま、これは俺のゼミの教授が今井一門だったから故なんですが、ゼミ生で参加していたコンペ模型に勝手に発泡スチロールで塔を付け加えられたことを思い出します(笑)。この辺にモニュメンタルなものが必要や!って・・・思考パターンがやっぱり似てるんですね(゚c_,゚`。)プッ
元安川沿いを歩くと、折鶴の塔と原爆ドームがその重なり具合で様々な表情を見せていく動きのある計画。時には平和の折鶴に見え、時には何となく燃え上がる炎のようにも見えます。池原義郎お得意のシークエンス(景観の変容)が上手く表現されています。
NTT案は、いかにも都市計画系のスッキリした案で、講評によると予算的にも現実性が高いとのこと。さすがは獲りに来ているな!っていう感じ。
ただ、個人的に目を引いたのは軸線の設定。
大学で景観軸を学んだ材料がまさにこの広島、丹下健三の景観軸なのです。平和記念公園から慰霊碑を結んで原爆ドームにつながるこの軸線は、当時の建築界に衝撃を呼んだものです。
実際に訪れて体験したのですが、原爆資料館を出て慰霊碑を眺めた時に、その慰霊碑を挟んで原爆ドームがそびえている・・・これは実に感動的。これは視覚的にスッキリ通る様に計算されたもので、図面による計画と実際の印象が全く重なることに驚きを覚えました。
ちなみに本来の丹下案ではあの慰霊碑が十数メートルにも及ぶもので、そのアーチの中にすっぽり原爆ドームを視覚的に納める計画だったのですが、そうなっていればこの感動も数十倍に達したはず。さすがは巨匠です。
話を戻します。
この軸線を、原爆ドームを挟んだ反対側の今回の計画地まで持ってきたのがNTT案。モニュメントを挟むわけではありませんが、桜並木を抜けた眺めの先に原爆ドームを見据えます。これは素晴らしい発想。
平和公園の丹下案は、まさにその軸線の発想の勝利なのですが、今回のNTT案はそれに匹敵する着眼点を持っていたように思えます。実際の視覚的にも優れ、プランもメッセージを持つ・・・まさに優秀案ですね。
というわけで、俺的な好みはちょっぴりNTT案支持かな~?
池原案は実施設計の段階でトーンダウンしそうな予感がするし、実際にあんなに軽く作れるか?という疑問もあります。横浜国際ターミナルの様に、軽さが売りの計画の完成形が重くなってしまうと何だか残念ですからね。
( ´・_ゝ・)ウンウン
この2つの優秀案を再検討しながら実施に向けた動きをする様ですが、いずれの案にせよ、市民球場を壊してまで・・・というには及ばない気がするのが残念です。
完全保存とは言いませんが、一部景観や雰囲気を残した形でも、十分に今の計画をしのぐもの、かつ提出された活用方針に従うものが十分出来そう!というのが本音ですね。
なんとなく残念。
まだまだ計画段階です。
今後の流れが気になりますね。
建築って面白いね!