209冊目読了~(単行本454P) 2001/04/1発行
この所、ハマって続けて読んでいる奥田英朗氏の警察ものの作品
評価の方は・・・・星3.5★★★★☆
色んなジャンルを書く著者の中でも、ミステリー作品は一読の価値あり
2002年版「このミステリーがすごい!」第2位作品。
<内容>
及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。(講談社文庫より)
物語りは、会社の火災から始まり事件性を疑う刑事と第一発見者の夫とその妻。
そこに、不良少年にやくざ、不良刑事に左翼共産党員やら絡んでいく。
主に、事件を追う刑事と火事の第一発見者で容疑者の夫の妻の視点で進んでいく。
パートをしているその妻が追い込まれ、変わっていく様子がよく描かれている。
ミステリー小説的には、どんでん返しも新たな事実もなく少し物足りない感じ