映画「水は海に向かって流れる」を動画鑑賞(2023年公開)
田島列島氏の原作漫画の映画化で、意味深なタイトル通り奥深い作品
評価の方は・・・・5段階の星4つ★★★★☆
複雑な家庭環境に置かれ行き場のない思いは、水がやがて海にいく様に滔々と。
<あらすじ>
高校生の直達は、通学のため叔父の家に居候することになる。しかし、最寄り駅に迎えに来た女性・榊が彼を案内したのはシェアハウスだった。一見不機嫌だが料理上手な榊をはじめ、脱サラした漫画家、女装した占い師など、風変わりな人々との共同生活が始まる。(映画ナタリーより)
ほのぼのとしたシェアハウスから始まる物語りは、一転して複雑な人間模様へ。
そこに住むのは、高校時代親のW不倫で家族崩壊になった主人公のOL(広瀬すず)。
同じく同居することになるのは、その不倫の相手方の子供で高校生になった男の子。
妙な関係の二人に、漫画家や占い師や教授など個性豊かな住人たちが絡んでいく。
また、寝取られた夫と寝取った夫同士が和気あいあいとするなどのユーモアも
境遇は違えど、疎遠の母親との再会など共感する部分もあり少し琴線に触れる
偶々、原作者の親と知り合いだったので、より親しみを込めて観た作品でした