204冊目読了~(単行本438P) 2014/11/11発行
初めての作家さんながら、前回の曽根圭介氏と似た作風と言うレビューで選択。
評価の方は・・・・星4.5★★★★★
ドラマ化もされていて、最後の最後1行までハラハラドキドキ一気読み必至
<あらすじ>
ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択…。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」復讐か、サバイバルか、自己実現か―。前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。(BOOKデータベースより)
物語りは、同級生だった二人の女性がDV夫を殺害し、運命共同体となっていく。
前半「ナオミ」の章では、殺害までの経緯や完全犯罪の目論み。
後半「カナコ」の章では、DV夫失踪による事件が明るみに。
雰囲気としては、パート仲間で夫を殺害し隠ぺいする桐野夏生著「OUT」っぽい。
「OUT」もやはりドラマ化され、見つかるかもと言うハラハラ感で見てられない
この手の物語りは、没入感がすごく先が気になって気になって夜も眠れず
当事者でないのに、どこまで調べがついたのかどこまでバレてるのかソワソワ
中国人も登場したり、この人は味方なのか裏切らないのか
と疑心暗鬼にも
計画はかなり雑で安直な気もするが、それを折り込んでも楽しめる作品でした