182冊目読了~(単行本439P) 2020/11/30発行
久々の東野圭吾作品は、殺人事件を追う探偵推理モノ
評価の方は・・・・星3つ★★★☆☆
ストーリー展開や伏線回収など相変わらず素晴らしいけど、正直回りくどくてあんまり
<内容>
殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が…。犯人と探偵役、それぞれの仕掛けが張り巡らされています。騙されないように、お読みください。(BOOKデータベースより)
コロナ禍での作品とあって、何度もコロナ感染対策の話題に触れるシーンがありタイムリー。
ストーリーは、皆に慕われた元教師の謎多き殺人事件を追う形で、娘と叔父が謎解き
元手品師の叔父が、テクニックを駆使して警察や関係者を手玉に取り容疑者を洗い出す
展開は面白いものの、探偵役になる叔父のキャラがアクが強く少々馴染めない感じ
また、洞察力や推理力や人心掌握術が凄すぎて、ちょっとやり過ぎ出木杉くん
(作中にドラえもんの登場人物が比喩で使われ、出木杉君も出てくるので敢えての表現)
東野圭吾が得意とする心理描写もほとんどなく、真相も在り来たりで結末もなんだかなぁ
今回は、期待値も高かっただけに、その反動も大きかった作品でした
<読みや意味など不明だった漢字や言葉の覚書き>
衝立(ついたて)・・・間仕切り、パーテーション。
逡巡(しゅんじゅん)・・・決断できないで、ぐずぐずすること。しりごみすること。
辟易(へきえき)・・・ひどく迷惑して、うんざりすること。嫌気がさすこと。閉口すること。
殊勝(しゅしょう)な・・・とりわけすぐれているさま。格別。
首肯(しゅこう)・・・うなずくこと。納得し、 賛成すること。
抽斗(ひきだし)・・・引き出し。
頑健(がんけん)・・・からだが丈夫で、非常に健康なこと。
瞠目(どうもく)・・・驚いたり感心したりして、目をみはること。
看過(かんか)・・・あることを目にしていながら、そのまま放っておくこと。見逃すこと。