143冊目読了~音符(単行本448P)

6年ぶりの東野圭吾著ガリレオシリーズ9作目は、単行本で長編書き下ろし本

 

評価の方は・・・・星4.5★★★★アップ

 

とても凝った内容で、真相は最後の最後まで分からず2転3転とリサイクル

 

 

<あらすじ>

突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。

 

 

准教授から教授となったガリレオ先生こと湯川が、町のパレードの日に起きた不可解な事件を推理サーチ

 

物語りは、過去に起きた殺人事件と全く関係ないはずの今回の事件がある容疑者により繋がっているミステリードクロ

 

今回も、トリックもさることながら事件を解明していく過程や、追い込まれていく人間の心理状況が見事に描かれています。

 

 

 

読み手には、ある程度事件の真相を明かし全体像をイメージさせておきながら、実はそれらはミスリードで終わりでは事件の本質は全く違うものへガーン

 

復讐に関わる多くの人たちの役割と殺害方法、そして誰が手を下し本当の動機ははてなマーク

 

また、2件の殺人に関わり黙秘を通し起訴を免れる容疑者の真実の行いとははてなマーク

 

 

久々に、本格的なミステリーを読んだ気分で、ドラマや映画化間違いなしの作品です本