「実に、面白い」
今更のベストセラーです
評価は・・・・
星三つ★★★
東野圭吾作品を読むきっかけになった、素晴らしい作品です
元々は、数年前に福山雅治主演の劇場版をTVで見たのがきっかけだったのですが、
ガリレオ先生こと物理学者湯川准教授の推理力に驚嘆しただけでなく、
そのトリックの巧妙さや物語序盤での伏線が見事で、
見ていて感動すら覚えたのをよく覚えています
今回、ようやく原作を読んでみて、
展開を分かっていながらも読むほどに物語に引き込まれ、
劇場版がかなり忠実に再現されていたのがよくわかりました。
若干、容疑者Xのキャラクター設定の違いはありましたが、
この作品が単なる推理ミステリーではなく、
人の心の哀しみや献身的な愛を描いている所にも魅せられました。
その辺りが、東野作品を好きになった所でもあります。
カッコいいタイトルも、作品をよく表していますね
この作品を読んでみて改めて著者の発想の素晴らしさと、
作品は緻密に組み立てられたプログラムの様であると感じました。
それにしても....
幾何の問題にみせかけて、実は関数の問題というトリック。
「実に、興味深い
」
最後に...
このおなじみの名セリフ。
ドラマ用に作られたキャラクターで、
原作では全く出て来ません(^^;