【オベリスク】
地蔵岳の山頂部にあり、地蔵仏と呼ばれる巨大な尖塔があり、
大鳥の嘴に満たれられることから鳳凰の山名由来になっていると考えられている。
「ども、コバっちです」
今回は、初の南アルプスにやってきました
後ろにそびえ立つのは、白峰三山の北岳(3193m)、間ノ岳(3189m)、農鳥岳(3026m)。
雪渓が美しい南アルプス最高峰で、富士山に続く日本第2位の山であります
富士山が3776mなので、2位の北岳との差は583m。
こうしてみると富士山はその美しい形だけでなく、高さでも他を圧倒する存在なのが分かります。
そして、今回は初のテント泊
目指すは鳳凰三山と呼ばれている地蔵岳(2764m)、観音岳(2840m)、薬師岳(2780m)縦走。
ここは、いろいろなルートがありどこから行くか最後まで迷いましたが、
1日目は、青木鉱泉からドンドコ沢を登り鳳凰小屋でテント設営ザックをデポ、
空身で地蔵岳のオベリスクを目指し、その日は鳳凰小屋に戻ってテント泊。
2日目は、鳳凰小屋からサブザックで直接観音岳を目指しそのまま薬師岳まで縦走。
そこからピストンで戻り、鳳凰小屋でテントを撤収してドンドコ沢から下山と言う計画です。
中道や御座石コースなどとの周回も考えましたが、テント撤収も考えシンプルなルートにしました。
と言ってもこのドンドコ沢、岩や木々の段差が険しく
青木鉱泉から鳳凰小屋まで5キロで、標準タイム5時間半の標高差約1200m
そこから鳳凰最高峰観音岳までは2キロ少々1時間20分程で、下からの標高差は約1700mにも
今回テント装備のザックの重さは約14キロなので、小屋まではかなりハードな山行になりそうです
それでも1泊で時間に余裕あるので、名所の4大滝を眺めながらのんびり行きたいと思います
それでは、鳳凰三山のはじまり、はじまり~
2日分しっかり取られるので、ご注意を
AM7:30登山ポストに記入したら、
ドンドコ沢からスタートです
少し歩くと、
でも、何でこんな名前なんだろ
ここドンドコ沢にはいくつもの沢や滝があり、
渡渉を何度か繰り返しながら地蔵岳の取り付きまで進んでいくので、
展望のない樹林帯ながら中々飽きの来ない山道になっています
絶対言いたくなるし
鳥のさえずりに沢の音、苔むした岩や木々がとても風情があり、
マイナスイオンやフィトンチッドなどで心も体も癒されます
まさに南アルプスを堪能
そうこうしている間に、
ひとつ目の大きな滝『南精進ヶ滝』に。
この標識は、亡くなられた学生さんの遭難慰霊碑として建てられたそうです(-人-)合掌
ここまでで、すでに2時間
この先を考え、この滝は帰りに見ると言う事でスルー
登り出すとしばらくして急に平らな所になり、また沢を渡渉。
何とも不思議な感じです
そして、更に1時間
2つ目の大きな滝『鳳凰の滝』が現れます。
しかし、3時間経ってもまだ全体の半分
やはりこの急登と荷の重さは、さすがに体に応えます
とにかく、まずは着くのが先決と考え、この滝もまたまたスルー
このルートは、滝がタイムの目安になっています
そして、更に大汗をかきながら
次なる滝、『白糸の滝』を目指すのでした
つづく