突如、剣ヶ峰で降ってきたどしゃぶりの雨
ん降っているのは、ここだけか
下のみんなはどうしてるんだ
カメラを濡らさぬ様、
慌てて急勾配な馬の背を下りみんなの元へ
やはりこっちも雨すごいな
すでにレインウェアは着込んでいたものの、
完全にグロッキーでただ立ち尽くす息子二人とあれあれ
慣れた様に雨の中でもバーナーで飯の準備をしている I 隊長すごっ
自分たちも、急いでザックからレインウェアを取り出し着込んだものの、
(この時点で既にずぶ濡れ)
濡れた衣類が体温を奪いますさむ~
雨避けもないし、こんなんで飯の仕度できるのか
置いてあったおにぎりに、全く手を付けずにいた息子二人。
すでに飯も喰えない状態の様です
そんな矢先、
動揺しているコバっちとは裏腹に、全く冷静な隊長から一言、
「早く、山小屋に入った方がいいですよ」
「何とかレインウェアは着させたものの、完全にダメみたいだから」
その言葉に我に返り、
思いの他息子たちの体調が良くなく、
濡れて体温が低下して震えていたことに気付きます。
そして、飯を作っている場合じゃなく、
早く山小屋に避難しそこで買ってでも温かい食事を摂ることが先決と理解し、
急いで3人で山小屋に駆け込みました
長テーブルに、丸いイスがあるだけの山小屋では、
すでにたくさんの人がいて寿司詰め状態
ちょうど3人分のイスが空いたので息子たちを座らせ、
奥にある厨房で食事を買うことにしました。
もちろん、話には聞いていましたが、
頂上での水や食料は超インフレ状態
ありえない価格で平然と売られ、そして購入されていきます。
もちろん、輸送コストや高所での需要を考えれば当然なのですがそれにしても
しかし、ここでしっかり食べておかなければ、
とてもじゃないが下山することなど出来ないと思い、
「ラーメン3個ください」
せめてどんぶりに入った即席ラーメンかと思っていたのに、
本当にただお湯を注ぐだけのカップメンホンマかいな
店員「はい、2400円です」
に、に、にせん、よんひゃくえーん 1個800円って
カップラーメンごときに、
そんなもん、ぼったくりじゃあ~~
人の弱みにつけ込んで~~
店員「別に嫌なら、いいんですよ」フン
と、心の中で店員とやりとりしたが、逆らえる訳もなくください、それ
こうして、楽しみにしていたランチは、
超インフレカップメンとなり
小池さんどころではなくなってしまったのでしたまあ、ラーメンはラーメンじゃん
つづく