わたしが所属するカウンセリング団体では、

相談業にとどまらず、いくつか講座があります。

 

それらは わたし達カウンセラーの心のメンテナンスにも有用ですし、

同時に わたし達カウンセラーが提供する講座として活用できるものです。

 

その中の1つに『状況対応コミュニケーション講座』というものがありまして、

この講座の源にあるのは、”人格適応論”です。

 

~ ”人格適応論”は、1994 年、米国の交流分析の権威Joins,V. 博士により、

「異なったパーソナリティ適応への再決断療法」の論文タイトルで紹介されました。その後、2007 年に、 欧州の交流分析の権威Stewart.I. 博士との共著で、

「交流分析による人格適応論」(誠信書房)で日本に紹介されました。

人には6つの人格的特徴が見られると考えていて、各適応タイプにはそれぞれ効果的な人間関係の深め方があると考えられています ~

本講座では、人格適応論の理論を一部アレンジしています。したがってオリジナル理論と異なる箇所があります)

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(説明内容は硬いんですが、学術的なところから生まれそこから派生したもの、しっかりしたものですよ!というのをお伝えしたかったのでした)

 

 

ご存知のように、コミュニケーションのとり方や人との関係性において

誰もが同じように、考えたり受けとめて反応するのかと思いきや、そうではないです。

 

 

例えば、ある場所(環境)に複数の人がいても、

知ってる人を見つけて自分から声をかけていく人もいれば、

自分から積極的に動くことはせず 同じ場所に留まりながらも楽しそうにしている人もいるし、

全体の様子を眺めつつタイミングを計らって行動する人もいます。

そもそも大勢の人と関わるのが苦手な人もいますね。

コミュニケーションの方法、在り方のスタイルみたいなものはそれぞれあります。

また、ものごとに対しての反応や他者との関わりで、思考・感情・行動のどの部分が優先されているのか それも個々で違います。

 

これらの特徴や傾向を6つのパターン(適応タイプ)に分類して、

それぞれについて詳細をまとめたものがこの講座内容の軸になります。

 

何に役立つかというと、それはこの講座の目的でもあるんですが

①自分を知ることができます

②他者を理解し、共感のポイントがわかります

③コミュニケーションをより深め、良好にしていくヒントがあります

 

①自分を知る

自分を理解するというのは心理において基本になりますが、

この適応タイプ、多くの人が6つの分類のうち1つから2つが該当します。

つまり、それ以外のタイプの人が存在するということでもあります。

他のタイプの人達は、自分とはものごとの見え方や捉え方が違います

そのことを理解すると楽になります。

値引きではなく、ただ捉え方の違いを知るということですね。

 

②他者を理解し、共感のポイントがわかる

他者を理解することは、”自分と他者の違いを理解する”ことです。

(ここでいう他者は、普段関わりの多い人が対象でよいと思います)

適応タイプによって見え方や捉え方が違うので、

その人の言葉や口調、身振りや姿勢や表情でその人のタイプが観察可能になります。

自分と一緒なのか、それとも全く違うのか、その違いや共感のポイントがわかります。

 

③コミュニケーションをより深め、良好にしていくヒントがある

相手のタイプが観察可能になることで望ましいコミュニケーションを理解し、相手に合うコミュニケーションをとっていけるようになります。

 

この講座は、交流分析を基に構成された内容です。しかも、

家族関係や夫婦関係、友人/ママ友関係、

職場の同僚との人間関係、

上司と部下の関係、

小さな組織やチーム内の関係 等

どの関係性にもあてはまり、有用性の高い内容になっています。

 

次回以降は6つのタイプそれぞれについてざっくりとお伝えしていきます。

実は この講座、子どもさん(未就学児~高校生まで対象)を対象にまとめた講座もあります。興味のある方はお問合せくださいね。

 

 

 

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ここでお知らせ。

ご紹介した講座をzoomで個別開催いたします(90分前後所要)。

料金;3000円!!

 

※開催は新年度、新学期の始まる4月以降の予定です。

 

お申込み/お問合せはこちらまで。

↓ ↓ ↓

hypno.eriko@gmail.com

 

メールのタイトルに、「人格適応論」とお書きください。

ご連絡をお待ちしてます。

 

 

カルペ・デイエム【今を生きる】