CoccoleのEricoです。

 

6月21日(金曜日)、夏至イベントに出展します。

 

会場は埼玉県川越市。

 

 

このイベントではお話をお聞きしながら、必要に応じて感情処理のワークご提供させていただきます。

 

感情処理とはなんぞや?

と、ご興味ある方!

感情処理を理解する前に、

普段わたし達が感じている感情や感覚について書いてみました。

 

*****************************************

さて、突然ですが、解決感情ってご存知ですか?

本物の感情とも言われます。

交流分析でよく使われている言葉で、わたしもそこで初めて知りました。

 

解決っていうのは例えば問題や課題をクリアにするということだから、解決感情を直訳すると、問題を解決してくれる感情っていうことになりますね。

 

誰もがこの解決感情を持ち合わせています。

ところがこの解決感情って、普段は心の奥の奥にあったりして(その深さも個人差あり)、なかなか表には出てこない(出てきづらい?)感情でもあるらしく。

 

え?そんなことないでしょ!って思いますよね。

だって、今朝だって家族に言われたひと言でイラっときたし、

会社では後輩の態度に、ハァ~!?って怒りが湧いてきてたし、

ランチタイムにはくやしぃっ!!て勢いづいて ケーキセットまでやけ食いしちゃったし、

帰りの電車では窓越し夕陽が落ちていくのを見てなんだかむなしいなぁ・・・・って、

いつもいつも感情や気持ちは感じてるから

表に出てこないなんてことはないけど???

・・・って思いますよね。

そうなんです。心の内側、奥の奥にある解決感情とは別に事象や他者の言動にすぐ反応している感情というのもわたし達は確かに持ち合わせています。

普段は2種類の存在なんて意識してないし気づいてないんですけど、交流分析(TA)を知ると自分の中に起こる反応の区別ができるようになります。

 

 

ちょいちょい表に出てくる感情や気持ち、これらはわたし達 使い慣れているというか出し慣れてます。

そう、なじみがあるとも言いますが。

まるでラケットで打ち返すように、打てば響くように反応してるんですね。

これをラケット感情っていいます。

または、別名をにせものの感情とも。

 

あんなに、こんなに、そんなに使い慣れているのに、にせものなんですよね。汗うさぎ

もちろんわたし達は「これはにせものの感情だな」なんて思って感情を感じているわけではないし、にせものの感情が相手や自分に不誠実な(よくない)ものという解釈も全く違ってて、とにかく、よい/よくないの土俵に上げるものではないことはお伝えしますね。

 

「本物の感情はちょっとやそっとじゃ外には出さないようにしているんでしょうかね(門外不出的な?)」

「まるで家宝かなにかのように大切に保管してあるんでしょうか(隠してる?)」

・・・・って、それとも違~う! 

 

 

ところで、、、

ヒプノセラピーでセッションをする際に面談でまずセッションを受けにこられた目的や情報収集をしていくんですが、その中ではテーマになる経験の中でご本人が感じた感情や感覚を聞き取ることもします。

しかし実際にセッションに入ると、面談で聴取した感情や感覚とはまた違う感情をお話してくださることがあります。

交流分析への理解をあまり深めていなかった頃は聴取する感情と退行した「今ここ」でご本人が感じる感情の違う理由がわからなかったんですが、その答えをようやく見つけた時には目からウロコだったんですね。

これが、ラケット感情と解決感情の違いだったというわけです。

 

さて、

解決感情というのは、その人に「今ここ」で起きる 即自的で直接的な反応です。

今ここで、

本当は、どう思ってるの?

本当は、どんなふうに感じてる?

本当は、なんて言いたい?

これらの質問の答えになるものが、当時の「今ここ」を思い出して感じとり表出した感情ということです。

怒り、悲しみ、怖れ、そして喜び、これらが本物の感情になります。

 

小さい頃にこんなふうに言われたとします。

(悲しくて泣いたら)男の子だろう、泣くな!

(嬉しくてはしゃいだら)女の子でしょ、お行儀よくしなさい。

(心細くなって抱きついたら)お姉ちゃんでしょ、甘えなさんな。

(怖くて何もできないでいたら)しっかりしなさい!

・・・等とたしなめられたり日常的に言われると

自分の中で湧いてくる感情が出しづらくなってきます。

だって怒られるかもしれないし、嫌な気持ちになるし、

何より親に嫌われるかもしれない。

だからぐっとこらえたり、我慢、抑えます

自然な感情や気持ちを抑圧し、さらには別の感じ方(表し方)で表現します。

 

泣きたい気持ちを抑えた男の子は、

泣きたくなったら体を硬直させるようになったかもしれないし、

甘えたい気持ちを抑えた女の子は、

甘えたくなると空虚な気持ちになったかもしれません。

こんなふうに内側で感じているほんものの感情や気持ちとは別の表出になることもあります。

 

これらがラケット感情であり、代用感情とも言われるようにほんものを隠すようにちょいちょい出てきますし、そうやって本人も使い慣れてくる。

(ラケット感情は幼少期の頃に周囲の人達に受け入れられたものであることが多いです。種類もたくさんありますよ ニコニコ

 

カウンセリングの中で感情処理を行うにあたっては

クライアントさんの中にある解決感情を探るのが重要になってきます。

面談で聴取する感情の多くがほんものの感情とは限らないとなると、

仮に面談で聴取したラケット感情にアプローチしてもその方の心の解決は図れないというところにも繋がります。

だからすごく大事な肝になってきます。

 

解決感情に触れて感情処理をして、

これからはその感情を感じていいんだと

自分に許可することが大切なステップになります。

カウンセリングもヒプノセラピーも解決感情を探るのは

クライアントさんとの共同作業になりますが、

心の問題を改善していく時のカギになるのは

やはりご本人の中にある感情や感覚だと思います。

 

自由に表現していいんだ、

わたしが感じたいように感じていいんだ、

シンプルだけどすごく大きな一歩、前に進められるといいですね💛

 

 

 

ルームCoccole(コッコレ)

えりこ