記者流!人間関係の構築方法 | 27歳現役女性記者!奮闘記

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放送局ニュース番組担当 記者兼アナウンサー

日々の学びや気づきを記事にして発信します。






おはようございます。
綾瀬です。






去年の今頃は、夫の出張に合わせて
イタリア ベネツィアに行きました。





記者流の人間関係の構築について
書いてみたいと思います。






社会部の時の主な取材相手は
警察や消防の関係者でした。






政治部の今は、
国会議員や県知事などです。







取材相手が変わると
人間関係の構築方法も大きく変わります。







警察や消防関係者の場合は、
夜討ち朝駆けという言葉通り
足繁く通う。






とにかく、顔を覚えてもらい
挨拶して、何気ない話をする。






相手の経歴を調べて
仕事の話をしたり、
何気ない趣味の話を聞いたり、







段々、親しくなると
家族の話を聞けることも。









記者として、相手の
住所、家族構成を把握しておくのは
かなり重要です。







大きな事件があれば
家の前で待っておく。






家族構成が分かれば、
よりプライベートな話ができる。
息子さんの高校や部活動の話をなど。







こういう人間関係の構築方法は
営業の仕事などでも同じかもしれません。





営業なら、
関係を築いて、契約をとる。
記者なら、
関係を築いて、ネタをとる。








ただ、大きく異なることは









ネタをもらうことで
相手が不利になること






絶対ではありませんが、
多くの場合、ネタを流すことで
相手の立場が危険になる場合も。








捜査情報を渡すことは
相手にとってメリットはありません。








むしろ、情報管理の面では
やってはいけないこと。








だからこそ、
相手との信頼関係構築は必須です。






その際、気をつけていたことを書きます。
特に、幹部の人との関係構築のことです。







①ネタ元を絶対に言わない。
もちろん、社内でも、同僚、家族にも。
何気ない会話でも、出さない。



 

②出来る限り、
取材で得た有益な情報を渡す。
事件後の聞き込みで得た情報など。






③聞きすぎない。
全てを聞かない。
相手の立場を考えて、
要点だけ確認する。



「凶器は、何ですか?」ではなく
「凶器、刃物ですよね?」と聞く。





刃物、というところまでは
他の関係者から掴んでおいて






幹部には、要点の確認だけする。
相手が黙るか、うなずくか、
否定しなげれば、それが回答。








④自分の信念を伝える。
なぜ、記者をしているか
どういう情報を世に出したいか








⑤良い時も悪い時も同じ態度でいる。
何もない平和な時に会って話す時と、
事件で緊迫している時に話す時も、
落ち着いて、静かに話しかけてました。
変化の大きい仕事だからこそ、
安定感のある雰囲気が大切かなと
考えたからです。











⑥理不尽さとは闘う姿勢を示す
これは、⑤と矛盾し兼ねませんが、
警察や消防が意図的に
発表のタイミングを遅らせたり、
無意味に情報を隠す時には、
しっかり闘う姿勢を示す。




公式な発表がないなら、
独自取材で得たことを書きます。と
真っ向から伝えた時もありました。







幹部クラスになると
記者の力量を試してくることもある。









どこまで掴んでいるのか、
どこまで闘う姿勢があるのか、








だからこそ、
社会部時代は精神的に鍛えられました。







些細なことで関係が崩れるからこそ、
何気ない会話でも
的を得たことを言わないといけない。








記者流の人間関係の構築方法です。









今の政治部での
関係構築方法はかなり違うので、
また書いてみます。








読んでくださり、
ありがとうございます♡