子規さんは、「ベース、ボール」をこう言っている。



日曜日、朝刊各紙に書評が掲載される。
うちの店でとっているのは4紙。
それをチェックすることから私の日曜は始まるのだが、
同時に4紙も読み比べられるとはなんと幸せなこと。
時々、1つの本が何紙にも載っていたりすると、
「おぉっ」と兄やんと興奮したりもする。


新刊をほぼ一番に手に取れることと、書評チェックは
これ書店員の特権だと思っている。



1月のいつかの書評で出会った岩波新書、
『正岡子規 言葉と生きる』は、主に電車のお供。

私は歴女とはかけはなれているものの、
やはり故郷松山のゆかりの人。
しかも、野球を愛していたとなると、
親しみも一層深まるものである。

baseballを最初に「野ボール」すなわち現在の「野球」
と言ったのは子規さんなのだ。


そして、そんな子規さんを愛しているであろう、
著者、坪内稔典さんの語り口は、
子規さんを歴史人物から身近な存在に変える。
今もその辺もいそうな、少年、青年、おっさんだ。



『ノルウェイの森』のワタナベ君も好きだけど、
子規さんも捨てがたい。もちろん男として(笑)




そんな思いを馳せながら、この連休は松山へ。
宇品港に到着です。