三本線について思った事をInstagramの方へ書き綴っていたので、こちらにもその記事を残す。
土の袋に250°C~500°Cの間接火力で焼き上げられている。と書いてある。
製造規格的に何を基準にこの温度幅にしたのか気になった。が、多分原料の持つ水分の変動によるものだろうと推測した。
水分量の変動=気化熱量の変動 で 温度が上下に大きく変動。
一定の熱量で一定の量の原料を工程通過させる事はできるが、原料の水分調整まではコスト的に大変難しい、、これは仕方ないね。
それは置いといて、、、
次は間接火力とはロータリーキルンの事と仮定したお話になるからテ キトーなんだけど、長時間乾燥=内部滞留の長期化による粒度の小粒 子化が発生する為、原料は全て大粒以上の粒度だと思う。それがキル ンの中でグルグル回る事で乾燥による収縮+衝撃による破壊が繰り返 し発生し、幅広い粒度の土がキルンから排出され後工程で各粒度に篩 い分けられているのだろう。
で、ここまでの事はどうでもいいかもしれない。
ゴメンナサイ。
で、この土の何が良いか? それは乾燥により微粒子の肌分かれが良くなり、篩い分け工程にて効率よく狙った粒度の物だけを得られている 事。
その為、他社品と比べて粒度がよく揃っている。
粒度が揃う事で、粒度が揃わないものと比べ充填密度が軽くなり空気層が増え、粒子形状による安定した通気性確保ができ、赤玉土による保水性と合わさって三層分布が確立されやすいのだろと推測される。
確立されなくても aglaonema pictum は元気に育ちます。
あと、この土を他の用土 (粒度がバラバラ品) と混ぜて使用すると他社品と比べた時の長所が何も無い事になるかもしれないので単用をオススメする。
もしくは鉢の底部から大粒→中粒→表土を小粒の層を1:1:1の割合で作るかな、、
他社品で粒度を揃えようとすると、狙う粒度によるけど収率50%ぐらいになるのではないのだろうかな?って思う。これはコスト的に痛い。で、しっかり篩い分けされてるのに案外安いと思う。
一袋1300円だったかな、、一袋の内容量は10kg の 14L。 という事は!! 充填比重(jis法) 0.714g/ml となるわけか。 一瞬は水に浮くって事だね。
しかし用土としては案外重いね。だけど赤玉平均 0.8g/ml だから普通 と言えば普通だけど、細孔容積や比表面積で考えると大きな差だね。 乾燥により原料が乾き締まってる。
この記事を書こうと考えた時に、昔の用土研究時代の知識が爆発しま してバァーーっと書き綴りましたが、ここで中途半端にまとめると笑
三本線の良いところ
1.粒度が揃ってる。
2. コストパフォーマンスが良い。
悪いところ
1.三本線という名前を見ると adidas のマークが脳裏に浮かぶ事。
2.乾燥により硬度を手に入れた事の引き換えに、粒子の表面は削れやすくなり、いくら篩で振るっても粉塵発生が止まらない。
これは基本ですが、用土に植えたら綺麗な水が鉢の下から出てくるまでしっかり水通ししましょう。
えーと、これまた中途半端だけど疲れたから、これで終わる。
やっぱ終わらない。最後に、aglaonema pictum の用土なんて何でもいいからね。
自分の育成環境に合う土を探せば良いと思うよ。だれか の真似を何も考えずにするだけでは上手くならないからね。
以上