先発が崩れるとやっぱどうしようもないですね。4回までにアドゥワ6失点。こうなるとなす術がないです。投手陣の頑張りがカープの支えなので、これが崩れた試合は立て直しも何もできません。カープの泣き所です。夏場の暑さで投手陣に疲れが溜まってくると、こういう試合が増えてくるかもしれません。そうならないように投手陣のケアを早めにすることが必要ですし、こういう序盤でリードをされた試合でも何とか諦めずにひっくり返せる試合を1つでも多く作ることがこれから課題になってくると思います。優勝争いから脱落しないためにカープは何ができるのかというのを改めて考えさせられる試合でした。

 

アドゥワの立ち上がりが課題なのはいつものことですが、2回以降も立ち直りを見せることなく失点を重ねたのがダメでした。相手の打線を意識し過ぎて、思い切ったピッチングができていないような感じがしました。かわそうというピッチングに見えたので、もっと右バッターのインコースを厳しく攻めるとか、左バッターにもストレートを厳しいところに見せてから変化球を落とすとか、気持ちで向かっていく球がもうちょっとあれば良かったなと思います。ここのところアドゥワには白星がつかないのが気がかりです。こういったピッチングが続くようだと勝負の夏場を乗り切るのは難しいので、ファームとの入れ替えも少し視野に入れた方がいいのかなという気がします。

 

カープは4安打で1得点。こういった一方的な試合になった時は無得点の完封負けというのがいつもの相場なんですが、相手の送球ミスのおかげで1点だけ取ることができました。試合の勝敗に関して言えば焼石に水といった1点なのですが、現地で観戦しているファンからすると、この1点のおかげで宮島さんを1回歌うことができたわけですから、ちょっとでもストレスを発散できた1点になったんじゃないでしょうか。ハマスタまで行って1回も宮島さんを歌えずに試合が終わると、帰りの電車が本当に長~く感じますからね。ただの負け試合には変わりないのですが、あえて無理やり良かったところを探すなら、無得点じゃなかったというところでしょうか。この1点が次の試合に活きることを願いたいです。

 

もう1つ良かったところがありました。リリーフ陣は無失点でしたね。敗戦処理という形で、河野が2イニング、コルニエルが1イニング、矢崎が1イニングいきましたが、ランナーを出したイニングがあっても最後の1本は打たれませんでした。矢崎あたりは昨年の活躍からすると本来はこういったポジションで投げる投手ではないはずです。防御率は1.50で結果が出ている割には登板数が25と比較的少ないので、良く捉えれば矢崎を温存しているとも言えます。疲れが溜まる夏場でブルペンが苦しくなってきた時に矢崎が調子を上げて活躍し、島内も丁度戻ってきて活躍してくれれば、リリーフ陣は勝負の夏場をうまく乗り切れるような気がします。

 

今日は4回の表に1アウト1塁2塁の場面で菊池がショートへのライナーゲッツーに倒れた時点で終わったかなと感じる試合でした。火曜日の試合は、玉村が5/25のハマスタで3回5失点したリベンジに燃えているようなので、そこに賭けてみたいと思います。連敗だけはしないように、何とか1つ返しましょう。

 

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